映画『リトル・ワンダーズ』(原題:Riddle of Fire)が10月25日(金)より日本公開されることが決定。ポスタービジュアルと予告編も解禁された。
同作は『第76回カンヌ国際映画祭』でプレミア上映後、監督週間とカメラドール部門に選出され、『第48回トロント国際映画祭』ではアクション / ホラー / ファンタジー映画などを対象としたミッドナイトマッドネス部門でクロージング作品に選ばれたネオアドベンチャー。ゲームで遊ぶかわりにブルーベリーパイを手に入れる冒険に出た悪ガキ3人組「不死身のワニ団」が、森で出会った魔女の娘とともに「魔法の剣一味」に立ち向かう内容となっている。同作が長編デビューとなり、カリフォルニア芸術大学でグラフィックデザインやファッションデザイン等を学んだウェストン・ラズーリが脚本 / 監督 / 製作を手がけた。
監督からのメッセージも公開されている。
【ウェストン・ラズーリ監督からのメッセージ】
誰もが「この世界に住みたい」、「彼らの一員になりたい」と思うような世界観をもつ、究極のこども映画を作りたかったんです。物語の出発点には、私が子供の頃に好きだったスパイごっこやボードゲームがあります。特に後者に関しては、よく遊んでいた年代物のボードゲームが、シンプルながら絵やデザインが凝った物で、子供ながらにとても魅力を感じました。その一方で『ジュマンジ』のような雰囲気もあって、一度ゲームを始めたら、ゴールするまで終わらない呪いのような引力もあります。まさにそんな映画を作りたかったので、本作の世界観に影響しています。また、自分が育ったユタ州で撮影できたのも、子供の頃を思い起こしながら創作できた理由の一つで、劇中に出てくるスーパーマーケットは、実際に私が子供の頃によく通っていたお店です。
予告は、アリス、ヘイゼル、ジョディからなる「不死身のワニ団」がおもちゃの銃やモーターバイクを乗り回して「暴れ回る」様子、ブルーベリーパイに必要な卵を謎の男に横取りされる場面、森の中で魔女の娘・ペタルに出会うシーンなどを収めたもの。監督自身が育ったユタ州で、16mmフィルムで撮影されており、どこか懐かしさを感じさせる仕上がりとなっている。
『リトル・ワンダーズ』
脚本・監督・製作:ウェストン・ラズーリ
出演:リオ・ティプトン、チャールズ・ハルフォード、スカイラー・ピーターズ、フィービー・フェロ、ローレライ・モート、チャーリー・ストーバー
2023 年|アメリカ|5.1ch|シネマスコープ|英語|114 分
原題:RIDDLE OF FIRE|字幕翻訳:髙橋彩|配給:クロックワークス|PG12
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