ギャラリー「CREATIVE HUB UENO “es”」が、4⽉23⽇(⽕)に東京・上野にオープンした。
東京藝術大学とJR東日本の包括連携協定の第一弾として、上野駅の交番跡地をリノベーションし誕生した同所。東京藝術大学の学生 / 卒業生の若手アーティストの作品を展示し、時代を映し出す芸術作品に⾝近に触れ合う機会をつくることを目的としている。また、上野駅を協業拠点「JRE CREATIVE HUB」の首都圏拠点とし、駅全体が「アート」を切り口としたさまざまな施策の起点となるべく、⽂化交流の場が創出される。なお、ギャラリー名の”es”(エス)とは、心理学用語で「無意識の領域」を指し、多様な欲望やエネルギーを内在し、小さくとも無限の表現領域を体現できるスペースを目指して命名されている。
同所ではオープニング企画として、東京藝術大学の卒業生である現代美術作家・吉野はるかの個展『センシティブ デブリ』を5月19日(日)まで開催。ガラスを素材とした最新作や、会期中作家によって更新される写真作品を含む5点が展示される。
「CREATIVE HUB UENO “es”」(クリエイティブハブウエノ“エス”)
住所:東京都台東区上野7-1-1(上野駅浅草口付近)
開場時間:11:00−19:00(最終入場18:45)
休場日:月曜日(祝日の場合は翌日に振替)
吉野はるか『センシティブ デブリ』
<展示期間>
2024年4月23日(火) – 2024年5月19日 (日)
開場時間: 火・水・木・金・土・日 11:00 – 19:00 (最終入場18:45)
*4/29(月祝)、5/6(月祝)はオープン、4/30(火)、5/7(火)は振替休廊
<アーティストステートメント>
デブリは時と共に葬り去られ、出来事や記憶が内包される。
巨大なデブリの山の上にわたしたちの生活はある。
「センシティブ デブリ」は感情的な部分に焦点をあてた作品群である。
神経質で、移ろいやすく、脆弱なものが表わされ、それらとの接触を受け入れる。
デブリは収まる器を探すが最終的な目的地はない。
私は、そのままどこまでも旅を続けていく様子を想像し、すぐに壊れてしまうような不安定なものが感情と共にある状態を描こうとしている。
吉野はるか