企画展『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?──国立西洋美術館65 年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』が、東京・上野の国立西洋美術館にて3月12日(火)から5月12日(日)まで開催される。
1959年に開館した国立西洋美術館は、中世から20世紀前半までの西洋美術作品を収蔵 / 展示しており、同展は開館以降、初めての現代アーティストとの大々的なコラボレーションによる展覧会となる。小沢剛、小田原のどか、鷹野隆大、竹村京など国内外で活躍する現代アーティスト21組が参加し、同館の所蔵作品からインスピレーションを得て制作した作品や、美術館という場所の意義を問い直す作品など少なくない新作を紹介する。
同館は、日本の若い画家たちに本物の西洋美術を見せるため、膨大な数の美術品を収集した松方幸次郎が築いた松方コレクションが母体となっており、館の創設に協力した画家・安井曾太郎は松方コレクションの「恩恵を受ける」のは誰よりも自分たちアーティストであるという想いを表明している。アーティストの制作活動への寄与が期待された設立の原点を見つめ直し、開館65年目を迎えた同館やその所蔵作品が、現存のアーティストをいかに触発しうるかを検証する展覧会となる。
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? ──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ
会期 2024年3月12日(火)~5月12日(日)
会場 国立西洋美術館 企画展示室(東京都台東区上野公園7-7)
開館時間 9:30~17:30(金・土曜日は9:30~20:00)※入館は閉館の30分前まで
主催 国立西洋美術館
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
■参加アーティスト(五十音順)
飯山由貴、梅津庸一、遠藤麻衣、小沢剛、小田原のどか、坂本夏子、杉戸洋、鷹野隆大、竹村京、田中功起、辰野登恵子、エレナ・トゥタッチコワ、内藤礼、中林忠良、長島有里枝、パープルーム(梅津庸一+安藤裕美+續橋仁子+星川あさこ+わきもとさき)、布施琳太郎、松浦寿夫、ミヤギフトシ、ユアサエボシ、弓指寛治