『中平卓馬 火―氾濫』が、2024年2月6日(火)から4月7日(日)まで、東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催される。
中平卓馬は東京都生まれの写真家 / 批評家 。「アレ・ブレ・ボケ」と評された写真表現や執筆活動により、1960年代末から1970年半ばの日本の戦後写真に大きな影響を与えた。病による記憶喪失と活動の中断を経て写真家として再起し、2010年代初めまで活動を続け、2015年に逝去した。
没後初、約20年ぶりの大回顧展となる同展では、中平の仕事をていねいにたどり、劇的なエピソードで見えにくくなっていたその展開を再検証するとともに、病によってキャリアが中断する直前の模索の時期に焦点を当て、再起後の仕事の位置づけについても再検討する内容となっている。2021年の収蔵後初展示となる『街路あるいはテロルの痕跡』のヴィンテージ・プリント、1976年にマルセイユで発表されて以来の展示となる『デカラージュ』など、未公開作品も含む約400点の作品 / 資料を展示する。
また、1974年に東京国立近代美術館で開催された『15人の写真家』展への出品作『氾濫』も展示。カラー写真48点組で構成される幅約6メートルの大作が、半世紀ぶりに同会場で鑑賞可能となる。
中平卓馬 火―氾濫
英題 Nakahira Takuma: Burn—Overflow
会期 2024年2月6日(火)–4月7日(日)
会場 東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
開館時間 10:00–17:00(金・土曜は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日(ただし2月12日、3月25日は開館)、2月13日( 火 )
アクセス 東京メトロ東西線「竹橋駅」1b 出口 徒歩3分 〒 102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
美術館ウェブサイト https://www.momat.go.jp
主催 東京国立近代美術館、朝日新聞社
後援 公益社団法人 日本写真家協会
観覧料
一般1,500円 大学生1,000円
* いずれも消費税込。
* 高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
* 本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMAT コレクション」、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」もご覧になれます