弘法大師・空海の生誕1250年記念特別展『空海 KŪKAI ― 密教のルーツとマンダラ世界』が、2024年4月13日(土)から6月9日(日)まで奈良国立博物館で開催される。
同展は、空海と密教に焦点をあて、国宝や重要文化財を含む様々な作品を展示。密教の「マンダラ空間」を展示室に展開するなど、空海が日本にもたらした密教の全貌を解き明かしていく。また、神護寺(京都市右京区)が所蔵する国宝『両界曼荼羅(高雄曼荼羅)』が、修理後に初めて公開される。同国宝は、平安時代の淳和天皇の発願のもと空海が制作を指導した現存最古の両界曼荼羅で、「胎蔵界曼荼羅」と「金剛界曼荼羅」の2幅からなり、いずれも約4メートル四方の大きさを持つ。
なお同展の詳細は、10月2日(月)に東京都内で開催予定の記者発表会にて発表される。