一般社団法人坂本図書が設立され、9月末に「坂本図書」が東京都内にオープンする。
「坂本図書」は、愛書家として知られる坂本龍一が自身の本を多くの人と共有することを目的に、2017年から準備を進めていた図書構想。同施設では、坂本龍一所蔵の本を実際に手に取り、読むことができる。施設は完全予約制で場所は非公開となっており、予約の詳細などはSNSやオフィシャルサイト、登録制のニュースレターにてアナウンスされる。
また、施設と同名の書籍『坂本図書』が9月24日(日)に刊行される。同書には、2018年から2022年まで雑誌『婦人画報』で連載していた「坂本図書」全36回分のほか、坂本が他界する直前の2023年3月8日に行われた編集者・鈴木正文との対談「2023年の坂本図書」を収録。
現在、発売元のバリューブックスおよび全国の書店にて予約が開始しており、バリューブックスの『坂本図書』ページから予約すると、坂本図書特製オリジナル文庫として制作された夏目漱石の短編集『夢十夜』と、坂本の残した言葉を記したオリジナルしおりの特典が付属する。