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令和ならではの学園ドラマ『御上先生』が突きつける無関心と思い込み

2025.2.23

#MOVIE

©TBS
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はじまりはONE OK ROCKと『VIVANT』プロデューサーの出会いから

生徒に語りかける御上と副担任の是枝文香(吉岡里帆)©TBS
生徒に語りかける御上と副担任の是枝文香(吉岡里帆)©TBS

『御上先生』は、『VIVANT』(TBS系)や『アンチヒーロー』(TBS系)などを手掛けてきた飯田和孝プロデューサーが企画したドラマである。本人へのインタビューによれば、企画の発端は、飯田が2016年にNHKで放送された、1,000人の18歳世代が、アーティスト・ONE OK ROCKと共に1回限りのパフォーマンスを行うイベント「ONE OK ROCK 18祭 2016」を見たことで、それを見て、声をあげる18歳の若者と、それを支える大人の姿を描きたいと強く感じ、企画を立ち上げたという。そして、この企画に社会派要素を吹き込んだのは、劇作家・舞台演出家・脚本家として活躍し、映画『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した詩森ろば。「官僚教師」というあまり見たことがない設定を生み出したことで、違和感なく社会と接続する学園ドラマに仕上がっている。

主題歌は、先のONE OK ROCKによる書き下ろし曲” Puppets Can’t Control You”。涼やかに見えて高温で燃えている青白い炎のような本作の最後に、力強いロックサウンドが鳴り響く。主人公・御上孝(松坂桃李)と生徒たちの叫びを聞いているような感覚になる。

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