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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

マルチに活動するeryは、幼少期に触れた手塚治虫や水森亜土の作品に影響を受けた

2025.5.30

#ART

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

5月7日は、イラストレーター、デザイナー、音楽家そしてポッドキャスターのeryさんが登場。マルチに活動しているeryさんのルーツのほか、ソロで行っているアーティスト活動などについてお伺いしました。

幼少期に培われたレトロエッセンス

Celeina(MC):今日はタカノさんからの推薦で、eryさんにスタジオにお越しいただきました。どんな関係か気になるんですが、まずはプロフィールをご紹介します。

eryさんは日本大学芸術学部デザイン学科卒業後、広告制作会社でグラフィックデザイナーとして勤務した後に独立。現在は、イラストを中心とした、懐かしさと新しさのあるポップなデザインで作品制作や展示、クライアントワークを手がけるほか、ソロアーティスト、ポッドキャストのパーソナリティとしても活動中です。Instagramを拝見したんですが、イラストやデザインがすごくかわいい。色使いが本当にポップで、懐かしさもあるけれど新しさもあるという、本当にバランスの良い融合ですよね。

ery:自分はあまりレトロを意識して描いていなかったんですが、人から言われてそうなんだなと思いました。

Celeina:自然と溢れてきたものが、他の人にそういう印象を与えているんですね。

ery:小さい頃、祖父母の家によく行っていたんですが、そこで手塚治虫とか萩尾望都の漫画をすごく読んでいたんです。それがレトロエッセンスの蓄積になったのかもしれません。

タカノ(MC):無意識のうちに?

ery:無意識レトロエッセンスになっていました。

Celeina:ワードセンスがいいですよね。さすがポッドキャスターという感じです。そして、親戚にレジェンドがいらっしゃるとか?

ery:イラストレーターの水森亜土さんが遠い親戚なので、亜土ちゃんグッズとかを小さい頃からよくいただいたりしていました。それがあったからこそ、イラストレーターという職業を身近に感じていたのかな、と思います。

タカノ:そうだったんだ。遠い親戚だけど、お会いしていたってことですか?

ery:そうですね。亜土さんは絵だけでなく、演劇や音楽もされていたので、それを見に行ったりもしていました。

Celeina:なるほど。eryさんもマルチに活躍されているというところで、何か接点を感じますね。

ery:マルチDNAを受け継ぎました(笑)。

バンドから1人でできるエレクトロ音楽へ

Celeina:アーティスト活動についても伺っていきたいです。学生時代はバンドをやっていたということですが、パートは何だったんですか?

ery:ギターボーカルです。

Celeina:じゃあフロントマンということですか?

ery:フロントマンとして、チャットモンチーの後にAC/DCとかやる感じのコピーバンドをやっていました。ほかにも、ジャズとかファンクとかも、色々やっていましたね。

Celeina:本当にマルチですね。でも今はソロで活動されているんですよね?

ery:そうですね。エレクトロ音楽をやっているんですが、そうなったのは、バンドメンバーと予定が合わなくなったということが1番の理由です。大人になるにつれてみんな忙しくなって、バンドのメンバーがどんどん機材に変わっていったというか。あと、ちょうどベッドルームミュージックみたいなものが流行り始めた時期だったのもあります。こういうやり方で1人でも音楽ができるんだ、みたいな感じで、今は1人で全部演奏して歌っています。

Celeina:なるほど。そしてColdhotとは、現場が一緒の時に仲良くなったらしいと伺いました。タカノ氏、出番ですよ。

タカノ:Coldhotは私がやっているエレクトロユニットなんですが、今かかっているColdhotの“Tropicality”という曲をeryちゃんがリミックスしてくれていて、これがコラボの始まりでした。

Celeina:そこでもう仲良くなったんですか?

ery:1番最初の出会いは同じイベントに出演した時です。小さい箱だったんですが、アリーナっぽいスペースがあるところだったので、私が「アリーナ!」って叫んだら、そこにタカノシンヤがいて、バチッと目が合ったんです(笑)。それが出会いでしたね。

タカノ:俺は、音楽センスも良くて、すごく面白い方だなと思っていて。みんなでご飯に行ったりしていくうちに仲良くなって、Coldhotの曲をリミックスしてもらったりしました。

『ROOKIE A GO-GO』での共演から、ポッドキャスト公開収録へ

Celeina:そしてどうやら、『ROOKIE A GO-GO』にも関係しているとか。

タカノ:Coldhotで『ROOKIE A GO-GO』にこの前エントリーしたじゃないですか。あの時にeryちゃんがボーカルで入ってくれたんですよ。

ery:楽しかったですね。急いで曲を作りました。

Celeina:新曲ということですか? もしかしてリリースも?

タカノ:リリースはまだ内緒です。

Celeina:楽しみです。そしてさらに、今週末にルミネ荻窪で開催される『中央線文化祭2025 SPRING』で2人が一緒に何かすると伺っています。(※現在は終了)

ery:そうですね、私は『eryののうみそヘブンRADIO』というポッドキャストを配信しているんですが、その公開収録を荻窪ルミネさんの中央文化祭でやります。そのゲストが、タカノシンヤさんなんです。「子どもの頃に描いていた自分の大人像」というテーマで、「自分の子どもの頃に描いていた大人像と今の自分が違う!」という話をしようと思います。イベント全体が「子ども心」というテーマでやるので、このテーマにしました。

Celeina:なるほど、ありがとうございます。ポッドキャストが配信されるのが楽しみですね。あっという間ですが、明日のお友達をご紹介していただこうと思います。どんな方でしょう?

ery:明日のお友達は、インドの炊き込みご飯のビリヤニを作っている、「流しのビリヤニ」の奈良岳さんです。

タカノ:「流しのビリヤニ」って聞いたことがないですね。

ery:ちょっと謎が多いと思うんですけど、明日のお楽しみということで。

Celeina:ありがとうございます、明日も楽しみです。「FIST BUMP」、今日お迎えしたのは、イラストレーター / デザイナー / 音楽家 / ポッドキャスターのeryさんでした。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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