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シンガーソングライターの安次嶺希和子は「歌に命を宿す」をモットーに制作を手掛ける

2024.7.31

#MUSIC

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

4月16日は、アンダーウェアブランド「one nova」の金丸百合花さんの紹介で、シンガーソングライターの安次嶺希和子さんが登場。シンガーソングライターになったきっかけや、自らが手掛ける楽曲制作のこと、ライブ活動についてお伺いしました。

母はオペラ歌手、父は哲学者。両親の影響を受けたアーティストに

タカノ(MC):金丸さんが安次嶺さんに筋骨隆々感というキャッチコピーをつけていましたが、その雰囲気はまったくないです。

安次嶺:筋骨隆々という言葉を初めて聞いたので、百合花が作った造語なのかなと思っていました。調べてみたら、マッチョみたいな意味だったから、「え?」って。

Celeina(MC):筋骨隆々な体づくりをされているとかではなく、メンタル面のことでしょうか?

安次嶺:でも、メンタル面がお豆腐な時もあります。百合花とは付き合いが長くて、大学で出会ってから5、6年ほど仲良くしているので、私の色んな紆余曲折を知る1人です。それこそ、昨日番組で百合花が話していた「みんな、アーティストっぽいことしているよね」という活動も、私は名前を変えてやっていました。でも、やっぱり本名からは逃れられないと思い、今の読めない名字で活動しています。

タカノ:安次嶺さんの楽曲を聴いていると、世界観をすごく感じます。何か意識していることはありますか?

安次嶺:はい。私は最近からトラックメイクをするようになりました。数年前までは相方がいたり、事務所で活動していたりしたので、楽曲を作っていただくことが多かったんですよ。私は歌うことからスタートして、そこからトラックを作るようになったので、そもそも歌を歌いたい気持ちが強いんです。だから思いっきり歌えるようなトラックを作ることを意識しています。それで楽曲の展開がミュージカルっぽくなったり、映画のようになったりしているんだと思います。

Celeina:安次嶺さんが、アーティストを目指したきっかけは何ですか?

安次嶺:私がまだ幼かった頃、母親がオペラの舞台に立っていたんです。今でも覚えているのは『カルメン』という作品で、壮大な舞台美術に囲まれてドレスを着て歌っている母を観た時に、「私も、ああなるんだ」と思ったんです。なりたいとかじゃなくて、「なるんだ」って。多分それがきっかけです。

タカノ:お母さんの背中を見て、影響を受けて育ったんですね。

安次嶺:でも反抗期も長くて、父や母みたいにはならないと決めていたんですが、結局足して2で割ったみたいなことをやっていると思います。

タカノ:お父様は何をされているのですか?

安次嶺:父は、大学で西洋思想、東洋思想といった哲学を教えています。私は哲学者でもなんでもないですが、歌詞を書く時にインスピレーションを受けるのが人間関係から育まれていったもので、深掘っていったら結局自分自身へたどり着くんです。それに気づき、哲学書ってすごいなと思いました。今になって、影響を受けている気がします。

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