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音楽の次は小説を。ラジオの仕事がタカノを触発
ータカノさんはJ-WAVEのラジオDJとしての活動の比率も上がってると思うんですけど、カフェオレ理論で言うと、ラジオと音楽との相乗効果はいかがですか?
タカノ:ありますね。ラジオの仕事でインプットがめっちゃできるっていうのもありますし、毎日知らない人と喋るから、コミュ力も上がってると思うし。あとはその場の反射神経でスパッとコメントを言う必要があるので、短い単語で心に残るような言葉選びを考えますし、そこは作詞とかに生きてくるんじゃないかな。
tami:変わった職業の方に話を聞く、みたいなコーナーもありますよね。
タカノ:プロレスラーの人が来たりとか、マジでジャンル外だったんですけど、でもドキュメンタリーを見ると面白かったり、いろいろ知れるからありがたい仕事だなと思います。
tami:でもすっごい大変ですよね。
タカノ:確かに時間はないっちゃないですけど、時間がない中で、最近趣味ができたというか、小説を書き始めたんですよ。それがめちゃくちゃ楽しくて。
tami:GarageBandを始めたときみたいな?
タカノ:まさにそれです。それもラジオきっかけだったんですけど、この前の芥川賞候補だった安堂ホセさんがゲストで来てくれて、安堂さんも会社員をやりながら小説を書き始めたそうで、すごく影響を受けてしまって。そういえば昔から小説書きたかったけど、やっぱり音楽と同じで、勝手にハードルを高く設定してたところがあって。でも安堂さんの話を聞いてやってみようかなと思って、スマホで書き始めたら止まらなくなっちゃって、1週間で3万文字ぐらい書いて一作完成させたんですよ。それからもずっと止まらなくて、ポメラとか買っちゃって。まだどこにも発表してないから、完全な趣味なんですけどね。

ーやっぱり孔子の教え通り、夢中に勝てるものはないですね(笑)。
タカノ:そうなんですよ。好きだと思うことは大事だなって。