東急プラザ原宿「ハラカド」が、4月17日(水)に東京・原宿の神宮前交差点に開業。当日のセレモニーからグランドオープンするまでの様子を追った。
東急プラザ表参道「オモカド」の斜め向かいに位置し、地下1階から7階の屋上テラスまでに75店舗が揃う複合施設「ハラカド」。11時予定のグランドオープンに先駆け、6階屋上で開業セレモニーが開催された。
セレモニーには東急不動産株式会社 代表取締役社⻑の星野浩明、東京地下鉄株式会社 代表取締役社⻑の山村明義、渋谷区長の⻑谷部健、水曜日のカンパネラ・詩羽が登壇。詩羽は開業記念ショートフィルムの主演を務め、書き下ろし楽曲”四天王”も歌唱している。
挨拶で、星野は2012年の「オモカド」開業などの「広域渋谷計画」を語り、「ハラカド」を「商業施設」ではなく「創造施設」としていくことを改めて強調。
山村は地下鉄・副都心線と千代田線がクロスする位置にある「ハラカド」の立地に言及。「表参道と原宿」「渋谷と新宿」のさまざまな場所から「面白い人」=「クリエイター」が集まることに期待を述べた。
渋谷区出身の長谷部は、自身が原宿で生まれ育ったことに触れつつ、「ハラカド」の立地にあった「原宿セントラルアパート」などと自身の関わりを述懐。かつて渋谷にあった銭湯や、渋谷エリアで再興をみせる町中華など、渋谷の「ローカル」を意識した出店への嬉しさと、世界中から人が集まる渋谷区のまちづくりへの期待をみせた。
開業セレモニーは、「オモカド」のロゴパネルの隅に「ハラカド」のロゴパネルをはめ込む形で実施。パネルがはめ込まれた後には登壇者のもとに両施設の屋上からバブルシャワーが注がれ、セレモニーに彩りを添えた。
グランドオープンには100名ほどが整列待機し、予定時刻を早めて10時55分に開業。店員の開店宣言があった後、順番に店内へと足を運んだ。待機列は開店後も続き、建物に沿って明治通りまで形成。列がコの字型に伸びる時間帯もあるなど、期待と注目度が高まる中でのオープンとなった。
開業時間帯は晴天となり、鏡張りの建物に空や雲が反射するなど、「ハラカド」の存在感が初日から強く示される幕開けとなった。また、「オモカド」でも「ハラカド」のオープンを祝した広告がみられた。
敷地内の隅には「コロンバンの碑」も設置。1967年から2020年まで「ハラカド」建設地にあった「コロンバン原宿本店ビル」跡地を偲び(2023年4月からは「ハラカド」から徒歩3分ほどの場所でコロンバン原宿が営業)、株式会社コロンバン代表取締役社長の小澤俊文が文章をよせたものとなっている。
なお、「ハラカド」6階ではコロンバン大阪阪急や名古屋メルササロンで展示されていた岡本太郎の絵画『夢』が展示されている。
「ハラカド」は、開業にあわせて様々なイベントを展開。2階の雑誌ライブラリー「COVER」では『週刊誌「AERA」 presents 雑誌のつくりかた 大解剖展』が17日(水)から23日(火)まで、屋上テラスではウイスキーブランド「デュワーズ(Dewar’s)」のプレミアムイベント『ハラカド開業記念ルーフトップバーイベント』が18日(木)から21日(日)まで開催される。
東急プラザ原宿「ハラカド」
東京都渋⾕区神宮前6丁目31-21
JR 山手線「原宿」駅 徒歩4分
東京メトロ千代田線・ 副都心線「明治神宮前」駅 徒歩1分
東京メトロ千代田線・半蔵門線・銀座線「表参道」駅 徒歩8分
店舗数 75店舗
営業時間 物販・サービス店舗 11:00~21:00
飲食店舗 11:00~23:00※一部店舗は異なる
東急プラザ原宿「ハラカド」 | 東急プラザ
https://harakado.tokyu-plaza.com/