アートブックを制作する人が集まり本の魅力を語るイベント『Pages | Fukuoka Art Book Fair』が6月14日(金)から16日(日)までの3日間、福岡・太宰府天満宮で初開催される。
同イベントには、アートブックやZINEなど独創的な印刷物を制作する出版社、ギャラリー、デザイナー、アーティストなどが集結。本の魅力をオーディエンスに直接伝える場が設けられる。さまざまなアートブックと出会い、アート出版の文化、多様性のあるコミュニティが発展する機会の創出を目的としている。
出展者はオランダ、ドイツ、ニュージーランド、韓国、台湾、香港を含む国内外から約100組。インターネットラジオ『(((RADIO COCONUT)))』の生配信、同イベントに定められた「コミュニティ協定」について学び、考え、話し合うためのリーディングルームの設置、「雨」にまつわるアートブックや言葉を通じた特別な香りの体験ができるインスタレーションなども行われる。
また、会期中には写真家の川島小鳥とイラストレーターの宮崎知恵によるZINEを作るワークショップ、ソウルでアートブックフェアを主宰するイロ、写真家の遠藤文香らによるトーク、活版印刷やシルクスクリーンの体験コーナーなどのプログラムも用意されている。
会期前後には福岡及び近隣地域で、ローカルの書店、ギャラリー、ショップ、飲食店と連動した企画「FRIENDS」も実施。遠藤文香や中島あかねの個展、トーマス・コン(Thomas Kong)の作品展示、『Pages | Fukuoka Art Book Fair』出展者を集めたポップアップといった関連イベントが行われ、アートブックのみならずアート、カルチャー、音楽、食などの魅力に触れることができる。
初日の6月14日(金)の夜には、オープニングパーティー『SHENANIGANS (((PAGES OPENING PARTY)))』も開催予定。会場は福岡・薬院のmanucoffee roasters クジラ店で、詳細は追って発表される。
Pages | Fukuoka Art Book Fair
会期: 2024年6月14日(金) 12:00-17:00
2024年6月15日(土) -16日(日)10:00-17:00
会場: 太宰府天満宮 文書館、余香殿
入場料: 500円(※小学生以下無料)
主催:一般社団法人福岡アートブックフェア
協賛:株式会社ニューバランスジャパン、THREE、株式会社高山活版社、Takram、
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
特別協力:太宰府天満宮
協力:Dice&Dice、ON AIR、杉工場、オイルマウントプリンターズ、INN THE PARK福岡、
株式会社竹尾、株式会社大空洋紙店、BUNSHODO HOTEL、LIBERATED HOTEL春吉開地
出展者:https://fukuokaartbookfair.com/exhibitors/
<FRIENDSとの連動企画>
・Pages | Fukuoka Art Book Fair Pop Up
会期:5月29日(水)〜6月20日(木)
会場:六本松 蔦屋書店
Pages | Fukuoka Art Book Fair 出展者の半数、約50組によるアートブックやZINEを一堂に集めたポップアップ。ブックフェアをより楽しみたい方が事前のリサーチをしたり、
ブックフェアに行った方が気になった本をじっくり見返せるような場を目指します。書店とフェアとの両方で、アートブックの魅力をお楽しみください。
https://store.tsite.jp/ropponmatsu/
・In-store Installation
「NOT FAR #09 Extra Edition for Pages | Fukuoka Art Book Fair」
会期:6月14日(金)~6月23日(日)
会場:& DICE & DICE supported by TOKYO DESIGN STUDIO New Balance
Fukuoka Art Book Fair会場では、大宰府天満宮を舞台に撮り下ろしたNew Balance MADE in USA Spring/Summer Collectionのビジュアルストーリーを展示。また、& DICE & DICE supported by TOKYO DESIGN STUDIO New Balance店頭では、福岡を舞台に撮り下ろしたビジュアルストーリーを展示いたします。両会場で異なる展示をお楽しみください。
・トーマス・コン「Kims’ Corner Food」
会期:6月14日(金)〜7月15日(月・祝)
会場:Wunderkammer FUKUOKA / Dice&Dice内
福岡のファッションとカルチャーの交差点、Dice&Diceにオープンした福岡最⼩、キャビネットサイズのモダンアート・ミュージアム。Pages | Fukuoka Art Book Fairに出展者として参加し、展⽰ごとに発⾏しているフリーペーパーを全号配布予定。また、Dice&Diceではシカゴ郊外にかつて存在したコンビニエンスストア「Kims’ Corner Food」のオーナーであり、アーティストのトーマス・コンによるコラージュ作品を展示、フェア会場と連動して作品集も販売します。
https://www.wunderkammerfukuoka.com/
・遠藤文香「Kamuy Mosir」
会期:5月11日(土) 〜 6月16日(日)
会場:LIBRIS KOBACO
写真に特化したギャラリー兼ブックショップLIBRIS KOBACOでは、アート、ファッション界で活躍する写真家、遠藤文香の個展が開催されています。フェア会場では、LIBRIS KOBACOが出展するほか、6月15日(土)13:30-14:30に遠藤とLIBRIS KOBACO主宰の増田みさによるトークイベントも開催予定。アニミスティックな世界を具現化する独自の写真表現がアート及びファッション界で高く評価されている作家の魅力をさまざまな視点から掘り下げる機会になるでしょう。
http://libris-kobaco.com/exhibition
・中島あかね「Flow」
会期:6月15日(土)〜未定
会場:Blumo
新店舗に移転したばかりのフラワーベースショップ、Blumoでは、Pagesの出展者であるtorch pressから作品集「Flow」を刊行した中島あかねの個展が開催されます。作品集に収録されているドローイングに加え、本展のために描き下ろした作品も展示予定。身近にある自然から得た感覚を水彩で描いた作品は、ミクロの世界で起こる季節の移り変わりを見ているような感覚にさせてくれます。