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槙野も巻き込んだ作戦の顛末と御上からの最後の言葉への期待

先の記事でも紹介した、隣徳学院の元教師・冴島悠子(常盤貴子)の娘・真山弓弦(堀田真由)が起こした殺人事件、神崎が暴いた冴島と同僚・筒井康介(高久慶太郎)との不倫騒動の真相、隣徳学院が受け取っている寄付金など、バラバラだった要素が、隣徳学院と文科省と永田町との癒着へとつながっていく。第9 話では、隣徳学院に怪文書を送り続けていた「ヤマトタケル(倭建命)」という人物の正体が、御上と文科省官僚で同期の槙野恭介(岡田将生)であることが明らかに。それまでは対立しているかに見えた御上と槙野が、同じ方を見て立ち並ぶ姿には、高揚感をも覚えた。御上が隣徳学院の理事長・古代真秀(北村一輝)との距離を縮め、副担任・是枝文香(吉岡里帆)が先輩教師の溝端完(迫田孝也)に揺れさぶりをかけたことも功を奏し、最終回では溝端が古代を裏切る展開も期待できそうだ。
そして裏口入学者の一人であることが明かされた御上のクラスの生徒・千木良遥(髙石あかり)。髙石自身の知名度の高さから千木良の活躍を待ち望む声は大きかったが、25分拡大される最終回では、各所で評価される演技力を存分に楽しめることだろう。 槙野も巻き込んだ御上の作戦はどのように結実するのか。3年2組の生徒たちと共に、御上からの最後の言葉をしかと受け止めたい。
日曜劇場『御上先生』

TBS系にて毎週日曜よる9時から放送中
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/mikami_sensei_tbs/