メインコンテンツまでスキップ

音楽家・北村蕗を初インタビュー。山形が生んだ非凡な21歳が音の筆で描くイメージ

2024.6.18

北村蕗『500mm』

#PR #MUSIC

音楽家・北村蕗の頭の中にはどんなイマジナリーが広がっているのだろうか。2023年に『FUJI ROCK FESTIVAL』「ROOKIE A G-GO」に出演、2024年も「GYPSY AVALON」への出演決定が話題を呼んでいる現在21歳の北村は、これまで童謡、クラシック、ジャズ、フューチャーソウルといった幅広い音楽を吸収し、それをピアノ弾き語りや同期を用いたエレクトロニックセットなど、多彩な表現方法でアウトプット。新作EP『500mm』ではダンスミュージックをコンセプトに掲げ、トラックメイカーとしても非凡な才能を見せつつ、さらにはそこにシンガーソングライターとしての個性も加わって、実にオリジナルな作品に着地している。歌も楽器演奏もトラックメイクも並列に行い、アートワークも自ら手掛けるマルチぶりは非常に現代的だが、やはりそのすべての源泉になっているのはイメージの海。現在も好奇心に突き動かされ、絶え間ない変化の途上にある北村に、まずはこれまでの足跡を振り返ってもらうべく、初インタビューを試みた。

ピアノを好きになったきっかけは、矢野顕子のリズミカルな演奏

―北村さんは山形県のご出身で、プロフィールによると、小さい頃からピアノと童謡を学んでいたそうですが、どんなきっかけで始めたのでしょうか?

北村:小学校1年生のときに友達の影響で習い始めたピアノの先生が童謡を歌っている方で、「歌も一緒にやりませんか?」と提案いただいたのが最初です。ピアノを教科書通りに演奏するのはあんまり楽しくなかったんですけど、歌うことは好きだったので、当時から「ピアノと歌だったら歌の方が得意だな」と自分では思っていました。

―『全国童謡歌唱コンクール』に東北代表として出場した経験もあるそうですね。

北村:そういう経験もあって、「歌をもっとたくさんの人に聴いてほしい、歌手になりたい」と思うようになりました。それで中学生のときに弾き語りを始めて、自分で作詞作曲もするようになったんです。最初はギターの弾き語りから始めたんですけど、ある時父親がきっかけで矢野顕子さんの映像を見て矢野さんが大好きになって。すごく楽しそうに歌われるし、リズミカルで美しいピアノにもワクワクしたし、「私もこういう風にやりたい」と思ったんですよね。それで高校ではピアノ科に進学して、弾き語りもピアノでやり始めてから初めて「ピアノ楽しいな」と思えるようになったんです。

北村蕗(きたむら ふき)
2003年に山形県上山市出身。幼い頃からピアノや童謡を学び始め、その後『全国童謡歌唱コンクール』で東北代表として全国大会にも出場。中学生からギターを手に取り、弾き語りを中心にした音楽活動を開始。2023年3月には、初の配信シングル“amaranthus feat. 梅井美咲”をリリースし、『FUJI ROCK FESʼ 23』の「ROKIE A GO-GO」に出演。ダンスミュージック、ジャズ、フォーク、エレクトロニカなど、様々なジャンルをミックスした音楽性が話題となる。その他、tomggg feat.ena mori“いちごみるく”remix参加、冨田ラボによるドラマ『地球の歩き方』オリジナルサウンドトラックに参加、asak名義でDJ活動など、マルチな活動で注目を集める。
公式サイト:https://linktr.ee/kitamurafuki

―高校生の頃はどんな音楽を聴いていましたか?

北村:当時一番ハマったのはHiatus Kaiyoteで、初めて聴いたときに、「こんなの聴いたことない! これは間違いなくかっこいいものだ」とすごく衝撃を受けて、アルバムをずっと聴いていました。あとは中村佳穂さん、日食なつこさんとかヒグチアイさんとか、シンガーソングライターの方も多く聴いていたかもしれないですね。

―高校生までは音楽一本という感じですか? それともいろんなことに興味があった?

北村:音楽以外のことにもいろいろ興味があって、小学校のころはずっと外で遊んでいる子供だったんですよ。母親の実家が山形の蔵王にあるペンションをやっていたんですね。自然がいっぱいで、休日は近所の子たちとずっと山で遊んでいました。今でも好奇心が強いというか、興味を持ったら「すぐやりたい!」みたいになりがちですね(笑)。絵を描くことも好きだったり……。

―アートワークもご自身で手がけられていますね。

北村:曲を書くときもイメージとか景色、色から曲が思い浮かぶことが多くて、漠然としたイメージから作ることが好きなのかもしれない。子供のとき遊んでいた景色を思い出して書いたりもするし……自分が実際に体験したことというよりも、純粋に楽しく遊んでいた頃の記憶がふと出てくるときがあります。

―特に自分の中で印象に残っている景色とか風景はありますか?

北村:“re:夕方”という曲があったり、夕焼けには影響されてきた感じがします。蔵王のペンションから見た夕日も覚えています。すごく落ち着く時間帯だなと思うので、夕方の曲が多いかもしれないですね。

夕日と木々

低い精度で自動的に生成された説明
本人提供

RECOMMEND

NiEW’S PLAYLIST

編集部がオススメする音楽を随時更新中🆕

時代の機微に反応し、新しい選択肢を提示してくれるアーティストを紹介するプレイリスト「NiEW Best Music」。

有名無名やジャンル、国境を問わず、NiEW編集部がオススメする音楽を随時更新しています。

EVENTS