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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

古着屋「chameleon wear house」の白戸真二は、自分がストーリーを語れる古着を集める

2025.2.28

#FASHION

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

1月27日は、番組からの推薦で、セレクトショップの原点に挑戦し続けている古着屋「chameleon wear house」の白戸真二さんが登場。セレクトする古着のテーマやこだわり、店舗で販売することの魅力や、傾倒するスポーツ系古着についても伺いました。

原宿の一角にあるスポーツとカルチャーが詰まった古着屋

Celeina(MC):昨日まで海外に行かれていたそうですが、買い付けでしょうか?

白戸:オーストラリアのメルボルンに行っていて、買い付けもしましたし、テニスのオーストラリアオープンも見てきました。

タカノ(MC):いいですね。テニスはお目当ての選手がいるんですか?

白戸:今回のメインは、車いすテニスの小田凱人さんです。パリオリンピックで金メダルを獲った方なんですけど、元々彼が僕のお店に来てくださっていて、それから交流するようになりました。

Celeina:お洋服繋がりがあるんですね。そんな「chameleon wear house」は、原宿の竹下通りを抜けて徒歩1分の場所にあります。どのようなお店なんでしょうか?

白戸:すごく狭い場所なんですけど、そこでスポーツやカルチャーの詰まった古着を販売しています。

タカノ:US古着が多いですか?

白戸:基本的にはアメリカのものがほとんどですね。

Celeina:メルボルンに買い付けに行かれたと仰っていましたが、メルボルンにはよく行かれるんですか?

白戸:メルボルンはそんなにアメリカの古着があるわけではないのですが、違う経由でメルボルンに届いているようなものがあるだろうと思ったんです。あとは息子が住んでいるので、ローカルで探せるということもあり、今回行ってきました。

タカノ:何かいいアイテムはありましたか?

白戸:なかなか見つからないようなものがたくさんあったので、少し高いけど買いましたね。

Celeina:古着屋さんとしては物価が高いというのは難しさがありますよね。

海外からのお客様が自分の国の古着と出会うことも

タカノ:原宿にあるお店ですが、お客さんはどのような方が多いですか?

白戸:若い方から、50代、60代の方もいらっしゃいますし、今は外国人の方も多く来ていただいています。来店数は、半分以上が外国人ですね。

Celeina:買い付け先としては、アメリカやオーストラリアが多いんですよね?

白戸:日本でも買うことができるので、そこでも買っています。なるべく自分の足でしか見つけられないものが良いので、アジアでひたすら探すことが多いですね、

Celeina:そうなんですね。インバウンドのお客さんが自分の国のものを、白戸さんのお店を通じて出会うこともあるのでしょうか?

白戸:特にオーストラリアの人は、そういう方が多いですね。オーストラリアンセーターというものがあるんですが、現地で買うとすごく高いんです。僕らを経由して購入した方が安くて良いものがあったり、見たことないものがあったりするそうで、購入してくれますね。

Celeina:それは面白いですね。オーストラリアンセーターはどのようなお洋服なんですか?

白戸:多色で派手な、網目が荒いボコボコしたセーターです。3Dセーターと呼ばれているものがあったりします。ヒップホップのアーティストが1990年代によく着ていたのが有名ですね。

自分が十分に理解したアイテムだけをセレクトする

タカノ:そんな白戸さんがされている「chameleon wear house」ですが、Instagramに気になる文言が書かれているんですよ。「コンセプトは何でもありだけど何でもいい訳ではない! セレクトショップの原点です。」これはどのような意味でしょうか?

白戸:間口を広く見ているというところが「何でもあり」ということで、その中でも「選ばれたものしかない」という意味ですね。こういう感覚で古着を販売しています、ということを皆さんに説明したくて書きました。

タカノ:白戸さんのスピリッツが表れているんですね。

白戸:そう思っていただけると嬉しいです。

Celeina:セレクトするアイテムにテーマはありますか?

白戸:はい。僕が十分に理解してお客さんに伝えられるものしか集めていないです。

タカノ:つまり白戸さんがストーリーを語れるものということですね。これはお店に行って、お話を伺いながらお買い物したいですね。

白戸:これは店舗でしかできないことだと思っています。

Celeina:お洋服の後ろに隠されたストーリーを知ることは、買う側としても嬉しいですし、重要視していることかもしれないですよね。

みんなの記憶が蘇るスポーツ系古着の魅力

タカノ:Instagramを拝見していると、スポーツ系のお洋服が多いですね。

白戸:大好きなんです。

タカノ:その中でも揃えているスポーツはありますか?

白戸:アメリカで人気の3大スポーツであるバスケと野球とアメフトは、僕のお店に来たら満足できるものがいつもあるよね、と思っていただけるくらい密度の濃いものは集めているつもりです。

タカノ:この洋服はいつの時代のどこのチームで使用されていたとか、そういうお話が聞けるんですね。

白戸:そうですね。例えばスーパーボウルだったら、Tシャツやトレーナーを通して「これはあの時のやつだよね」みたいにみんなの記憶が蘇ってくるんです。若い人達も、YouTubeなどで見てその時代のことも知っていたりしますし。

タカノ:自分が持っている服を自分で語れるようになるのも嬉しいですよね。

Celeina:会話が増えますよね。1980年代、1990年代のカルチャーやスポーツ全般でお好きだと思いますが、その中でも愛するカルチャーアイテムや作品とかはありますか?

白戸:1番好きなカルチャーはテニスですね。僕の中でスポーツとファッションがリンクしたきっかけがテニスだったんです。

Celeina:昨年は、楽しむスポーツとしてゴルフがブームになっていましたが、テニスはファッションも素敵なので、次に流行るスポーツはテニスなのかな? と思っています。白戸さんはどのように感じていますか?

白戸:ファッションとしては綺麗めなスポーツという感覚で見られているところがあると思うので、今は小綺麗なファッションも流行っていますし、ありえないことではないと思います。グッと波が来るよりは、ゆっくり来そうな感じがしますね。

Celeina:ファッション的な視点をありがとうございます。

タカノ:1980年代や1990年代のテニスウェアと今のものを意識して見比べて見るのも、面白いかもしれないですね。

白戸:全然違いますよ。まず形から違います。リバイバルで出るものはたくさんあるのですが、今の形で作っているので当時のものとは全然違うんです。これも説明できますね。

タカノ:これは実際に「chameleon wear house」に行って、商品を見ながらお話を聞きたいですね。

Celeina:そして去年の12月には2号店の「chameleon 2nd house」もオープンになっていますので、そちらも併せてチェックしてもらえたらと思います。さて「FIST BUMP」、グータッチで繋ぐ友達の輪ということでお友達を紹介してもらっています。どんな方を紹介してくださいますか?

白戸:「SUPER8SHOES」の堀口崇さんです。革靴を専門でやっている方です。

Celeina:ありがとうございます。「FIST BUMP」、本日は「chameleon wear house」の白戸真二さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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