INDEX
社会と繋がるためのツールとして大学在学中に『HIGH(er)magazine』を創刊
Celeina:なるほど。それで、大学在学中に『HIGH(er)magazine』を出されたということで。ZINEから少しステップアップしたという感じでしょうか?
haru.:そうですね。より人と関わるための目的に変わりました。自分をわかってほしいというよりも、仲間や社会と繋がるためのツールという感じに、どんどんシフトしていきました。
タカノ:雑誌という形態って面白いですよね。
haru.:映画もそうですけど、雑誌だとありもしない理想の世界を、あたかも普通の状態として表現できちゃうじゃないですか。自分の理想の世界を描けるというか。あくまでも自分の作るものは日常の延長線上にあってほしいんです。なので、ホワイトキューブの中に自分の作品があるというよりも、みんなが手に取りやすいものであってほしいと思っています。
タカノ:手元にちょうど雑誌があるんですけど、何となく眺めてみると、テキストが書いてあったりイラストが描いてあったり、はたまた写真があったり、広告のページがあったり。一見ごちゃっとした情報群のように見えて、でもちゃんと雑誌ごとのカラーがあって、キュレーションする方の世界観がちゃんと示されていますよね。今すごく雑誌を読みたくなりました。
Celeina:今、haru.さんが好きな雑誌とか、よく手に取る雑誌ってあったりしますか?
haru.:今はあまりないんです。だから自分たちで作りたいというのもあります。