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古着屋「TRAVIS」のハラダユウキは、映画に合わせたファッションで世界観に没入する

2024.12.30

#FASHION

服を選ぶ理由としての映画

Celeina:店名の由来は伺いましたけれども、お店のコンセプトである映画と洋服は、どこから発想を得たんですか?

ハラダ:「映画館に着ていく服」というコンセプトでやっているんですが、以前はファッションデザイナーズブランドで働いていたんです。ある時から、服を買う選ぶ時に何か理由が欲しいなと思い、自分の趣味が映画館でを映画を観ることなので、そこで映画に合わせた服選びをしたいなと思ったのがきっかけですね。

タカノ:1本1本の映画に合わせるんですか?

ハラダ:そうですね。新作だったら予告編を見て色のトーンに合わせたり、リバイバル上映で観たことがあったら、その作品の印象的な服に合わせたり。あとは好きな映画監督の作品だったら、その監督の私服に寄せたりもしていますね。

Celeina:徹底していますね。

タカノ:やっぱり気分は変わりますか?

ハラダ:映画を観終わった後にトイレに行って、鏡を見たりするじゃないですか。そこで映画と全く違う自分の姿が映るより、映画に寄せている自分が映ったら、登場人物と同じような気持ちで帰り道もいられるな、と感じていて。

Celeina:没入できるわけですね。

タカノ:映画の世界と現実をファッションで繋ぐような、映画の余韻を現実に拡張して楽しむみたいな感じですかね。

ハラダ:そうですね。日常も映画のように生きられたらなと思っています。

タカノ:いいな。全然そんなことは考えたことはなかったです。

Celeina:昔は映画館に行って映画を観ることって贅沢だったわけじゃないですか。そこに自分なりのリスペクトを示すという意味でも素敵な行為だなって思いますね。

ハラダ:皆さんもディズニーに行く時って、それ用のファッションにするじゃないですか。それと同じような感じですね。

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