グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
2月27日は、ファッションモデルのHiro Kurizukaさんの紹介で、クリエイティブクルー「YouthQuake」のメンバーでありながら自身のレーベル「CarService」も手がけ、(sic)boyやBIMの作品にも関わっているクリエイターの橋本奎さんが登場。「CarService」をアパレルブランドとうたわず「ミックスメディア」として運営する理由や、車に魅了されるきっかけとなったアメリカのミニカー、車の魅力などについて伺いました。
INDEX
CarServiceは車をコンセプトにしたミックスメディア
Celeina(MC):今日お迎えしたのは橋本奎さんです。
橋本:Celeinaさんとは2024年2月にヒロくんのお店のレセプションパーティーで初めてお会いしましたね。
Celeina:お久しぶりです。最近はどんなことをされていますか?
橋本:基本的にアパレルのお仕事ですが、個人でスタイリングの仕事とビジュアルのディレクション、PRの仕事もしています。(sic)boyやBIMなど、自分の周りにいるアーティストさんのミュージックビデオやブランドのスタイリングをすることが多いです。
タカノ(MC):CarServiceはどんなレーベルでしょうか?
橋本:車のホイールとか、洗車用のシャンプー、エアフレッシュナー、ルームミラーに垂らす芳香剤とか、車をドレスアップするためのアイテムを作っているレーベルです。
タカノ:ちなみに今日着てらっしゃる服もそうですか?
橋本:そうです。洋服はたくさん出しているので、洋服のブランドだと思っている方も多いかもしれないです。車をコンセプトにしたミックスメディアみたいな感じですね。若い子に車の良さを伝えていきたいというスタンスでやっているので、あえてアパレルブランドとはうたっていません。
タカノ:ロゴデザインがすごくかっこいいです。白いTシャツに、なんて書いてあるんですか?
橋本:「ロストサービス」と書いてあります。この間名古屋のL.O.S.Tというラッパーのクルーの子たちと、東京・代官山のCIRCUSというクラブで一緒にイベントを打った時のものです。東京のラッパーと名古屋のラッパーとDJをクロスオーバーさせたイベントで、演者のFriends&Familyと一緒にこのTシャツとエアフレッシュナーを作りました。
Celeina:非売品なんだ。
橋本:そうなんです。エアフレッシュナーは来場した先着100名のお客さんにエントランスでプレゼントしました。L.O.S.Tのメンバーがグラフィックを全部やってくれたんですけど、エアフレッシュナーの上についている「フラッシャー」という紙のタグに、車のオーディオのコンポのグラフィックで「L.O.S.T」と入れてくれていて。音楽と車の親和性をわかった上でグラフィックを作ってくれたのがすごく嬉しかったです。
INDEX
アメリカのミニカー、ホットウィールが車への愛を増幅
Celeina:いつ頃から車が好きなんですか?
橋本:物心ついた時ぐらいからずっと好きです。父親が車好きで、俺が小さい頃に外車から国産車までいろんなタイプの車を乗り継いでいて。ロサンゼルスに親父が出張に行くタイミングが多くて、その時のお土産が毎回アメリカのホットウィールというミニカーだったんですよね。だからミニカーが好きで、そこからどんどん車愛が強くなりました。CarServiceのロゴも、ホットウィールのロゴをサンプリングしています。
タカノ:ヒップホップですね。
橋本:サンプリングです、パクリではないです(笑)。
タカノ:今日も車で来たと聞いていますが、普段はどんな車に乗っているんですか?
橋本:日産のグロリアバンという1998年の車です。1980年後半ぐらいからモデルチェンジせずにずっと出ていた車で、カクカクした昔ながらの形です。
Celeina:歴史のある車をケアしながら使っていくことが楽しいって感じ?
橋本:楽しい。ただ自分でメンテナンスはできないから、車屋さんに任せちゃっています。ライフスタイルの一部として車で行動して、車で仕事をするのが好きだから車に乗り続けている感じかな。フォルムや時代背景から連想してニュアンスで好きになるので、ミュージックビデオとか映画とかに出てくる車が好きだったりします。
タカノ:素敵なお話が沢山ありましたが、ここで1曲いきましょうか。奎さんにこの時間にみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。選曲理由から教えてください。
橋本:OGA from JAH WORKSが毎週水曜日にオンラインで放送している「OGAWORKS RADIO」というレゲエの番組があるんですが、その番組のCDがあって、その中に入っている曲です。仕事行く前に聴いても頑張れるし帰りも聴いています。
Celeina:ドライブにもぴったり?
橋本:最高です。
タカノ:曲紹介をお願いします。
橋本:Hanah Springで“Keep Your Head Up (feat. 笠原瑠斗 & Youth of Roots)(ISLAND MIX)”です。
INDEX
車は人生を一緒に歩む、運命共同体
タカノ:奎さん、お仕事以外でハマっているカルチャーはありますか?
橋本:サクッとドライブ行くことはありますが、そのくらいかな。好きなことを仕事にしているので、予定がないと家でゴロゴロしています。
タカノ:改めてリスナーの皆さんに、車の魅力を伝えてください。
橋本:その人それぞれに合った車がちゃんとあって、そこを自分で見出していくと、自分のライフスタイルに車が溶け込んで、運命共同体みたいな感じで一緒に人生を歩んでいけるのがいいところなんじゃないかなと思います。
Celeina:運命共同体、見つけたいね。
タカノ:車に乗りながら聴いている方でそう感じてらっしゃる方も多いかもしれないですね。
橋本:沢山いると思います。
タカノ:2024年3月には香港でイベントも開催されるそうですが、これはどんなイベントですか?
橋本:世界最大級のポップカルチャーの祭典『コンプレックスコン(ComplexCon)』が初めて香港で開催されるんです。2022年11月にロサンゼルスのロングビーチで開催されたときに出店させてもらった流れでオファーをいただき、2回目の出店です。トヨタとコラボするので、是非チェックしてください。
Celeina:「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいているのですが、どんな方をご紹介いただけますか?
橋本:オイルペイントの作家で、タトゥーアーティストのREIです。
タカノ:一言で表すとどんな方ですか?
橋本:REIは自分と似ている部分がすごく多くて、そういうところが好きですね。切磋琢磨しています。だから一言で表すと「俺みたいな面白いやつ」かな。
タカノ:ありがとうございます。今日は橋本奎さんをお迎えしました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann