INDEX
ワクワクして次を考えられることが未来に繋がる
Celeina:さらに、株式会社SCRAPの取締役も務められていますが、飯田さんはリアル脱出ゲームがスタートした当初から関わられていたんですか?
飯田:当時の『ボロフェスタ』の代表をしていた加藤隆生が、フリーペーパーの企画でリアル脱出ゲームを思いついて、「京都でやってみたらすごく売れたけど、東京の人は誰も注目してくれない」と、東京にいた僕のところに電話がかかってきたんです。「ちょっと見に来てよ」と言われて行ってみたら、めちゃくちゃ面白くて、これはちゃんと世の中に広めるべきだと感じました。そうして僕が東京でプロデュースや会場押さえ、宣伝をやり始めて、あれよあれよという間に大きくなったので、ちゃんと株式会社にしたという経緯があります。
タカノ:横浜のアソビルでも開催されていましたよね? その時、僕は面白法人カヤックのスタッフとして、アソビルで『ウンコミュージアム』をやっていたんですよ。
飯田:まさに、その隣でやっていました。
タカノ:僕もその時、リアル脱出ゲームを体験させていただので、もしかしたら、会場ですれ違っていた可能性があります。さまざまなジャンルを深く長く続けられているところが、飯田さんのすごさだと感じますが、活動の根底にある思いを教えてください。
飯田:やっぱり自分たちで枠を作らないということは大きいですね。4つもやっていると、もっと発展したいなど、それぞれのプロジェクトに意思が生まれるんです。ここまで大きくなったリアル脱出ゲームや、去年アルバムをリリースしたLimited Express (has gone?)について、次に何をやるかという時に、ワクワクして、常に考えていれば自然と続いていくと思っています。だから、続けることを目的にすることをやめてからは、気持ちが軽くなりました。いつでもやめていいから、この4つがあるうちはやり続けようと決めてから、自然と10年間ぐらい続いている気がします。
Celeina:ワクワクの赴くままに活動されているんですね。
飯田:はい。そういうところが、「掴みどころがない」と言われるのかもしれません。
タカノ:では、ここで1曲お届けしましょう。飯田さんにこの時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでいただきました。どんな曲でしょうか?
飯田:はい。Limited Express (has gone?)が、去年リリースしたアルバム『Tell Your Story』から“WORLD’S END”という曲を聴いていただければと思います。