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バーテンダーの深水稔大を魅了する、カクテルやジン、シロップなどのもの作り

2023.12.14

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

10月11日は、「さすらいバーテンダー」の小野哲嗣さんの紹介で、バーテンダーの深水稔大さんが登場。ジン作りを始めたきっかけや、深水さんが手がけている食べる香水の正体、もの作りの楽しさなどについて伺いました。

現場の空気に触れてジン作りを始めた

Celeina(MC):まずはプロフィールをご紹介させていただきます。深水稔大さんは、株式会社HUGEでバーテンダーとして現場に立ちつつ、商品開発や新店舗の立ち上げにも関わっていらっしゃいます。2019年からは、「NUMBER EIGHT DISTILLERY」の蒸留責任者としてジン作りを開始。新たに立ち上げた株式会社EGG’Sでは、開発責任者として食べる香水「ジュール ドゥ シャォンス」を手がけるなど、ハイブリッドバーテンダーとして活動中です。

まずはバーテンダーとしてのお話しからお伺いできればと思います。深水さんはレシピの開発も行ってらっしゃるということですが、カクテルのレシピはどのように制作しているのですか?

深水:スタンダードカクテルと呼ばれる一般的なカクテルのメニューがカクテルブックに掲載されているので、それを参考にしながら日本の食材を使用したアレンジや、レストランのメニューにあったらいいなというものを開発したりしています。

タカノ(MC):今まで何種類ぐらいのメニューを作られてきたんですか?

深水:カクテルブックでもかなりの種類があるので、開発したメニューの数を記録するということは考えたことがないです。

タカノ:メニューは実際に試飲されながら作るとのことですが、たくさん試飲をしているうちに酔っぱらってしまうことはないんですか?

深水:結構気持ちよくなるときはあります。しかし、きちんとしてなくてはならないので、保っています。

Celeina:2019年からバーテンダーとして現場に立たれながら、ジンを作ってらっしゃるということですが、ジンを作ろうと思ったきっかけは?

深水:ボンベイ・サファイアというジンのカクテルの大会で、日本人のファイナリストとして残ったんです。結果的には負けてしまったんですが、それの副賞でロンドンのボンベイ・サファイアの新しい蒸留所を見学する機会があったのがきっかけです。

Celeina:現場の空気に触れて興味を抱いたところから、どうやって仕事としてのジン作りまで持っていったんですか?

深水:仕事には結果的に繋がらなかったんですが、私の出身が熊本県の人吉という焼酎を作っているところなので、焼酎を作っている同級生に、焼酎に材料を色々入れてジンを作れないかという相談をしたことがあったんです。そういう相談をしているうちに、京都で作られている「季の美」というジンが世の中に出て来たりして、ジンが出てくるような世の中になったのが大きかったです。

ジンには可能性がある

タカノ:そもそもになってしまうのですが、ジンの定義をお訊きしたいです。

Celeina:ジンは何から作るんですか?

深水:ジンは蒸留酒と呼ばれるお酒なんです。ニュートラルスピリッツという度数の高いお酒に、ジュニパーベリーというスパイスで香りをつけた蒸留酒が、ジンと呼ばれています。

Celeina:なるほど。ジンって特徴的な風味がありますよね。

タカノ:深水さんが作ってきたジンで、変わり種のものはどのようなジンになるんでしょうか?

深水:私が作ったジンは横浜で作ったものになるので、横浜の湘南ゴールドという柑橘を使用したジンや、鎌倉にある「メゾンカカオ」というチョコレート屋さんのカカオを使ったカカオジンを作ったりとか。香り付けに使用しているんですけどね。

タカノ:ジンって可能性がありますね。

深水:そうなんですよ。なので、個性をつけやすいというところで、ジン作りをしているところが増えてきました。

タカノ:面白いですね。何かを伝えるためのものとして、ジンはある種メディアみたいですね。

Celeina:先程ご紹介してくださったのがこちら、「NUMBER EIGHT GIN」。

タカノ:これ、パッケージがおしゃれですね。

Celeina:すごくスタイリッシュで細長いボトルですね。

タカノ:部屋に飾っておきたい感じがしますね。

Celeina:どうして8という数字をつけたんですか?

深水:みなとみらいにある、横浜ハンマーヘッドという商業施設内に蒸留所があるんです。その施設が、横浜新港の8号埠頭と9号埠頭の上にあるので、その8号埠頭から名前を頂戴しました。

Celeina:まだまだお話を聞いていきたいんですけれども、ここで1曲挟みましょう。深水さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。どのような曲でしょうか?

深水:Fantastic Plastic Machineで“City Lights”。

食べる香水「ジュール・ド・シャウォンス」の楽しみ方

Celeina:深水さんは、新たに立ち上げた株式会社EGG’Sでは開発責任者として食べる香水「ジュール ドゥ シャォンス」を手がけていらっしゃるということですが、食べる香水とは?

深水:意味が分からないですよね(笑)。普通のシロップなのですが、香りがものすごく良いので食べる香水として売り出しています。

Celeina:なるほど。確かにジンも香りがすごく特徴的ですから、そういう意味でも繋がりそうですね。

深水:ジンは実は飲む香水とも言ったりするので、それとちょっと関連している部分もあるんです。

Celeina:実際にスタジオにも「ジュール ドゥ シャォンス」をお持ちいただいています。

タカノ:パッケージのデザインも香水のボトルのように四角くてすごくいいです。どうですか、匂い嗅いでみて。

Celeina:食べ物だと分からないくらい柑橘系の匂いがすごいです。

タカノ:本当に化粧品のようです。そのまま肌に塗りたいくらい。

深水:実際に食べられるんですけど、香水としては使えないです。

Celeina:「ジュール ドゥ シャォンス」のおすすめの食べ方はあるんですか?

深水:シロップを作った当初は、ドリンクでおすすめしようとか色々と考えたんですが、最終的にはアイスクリームにかけて食べるというのに行き着きました。

Celeina:ということで、スタジオにはアイスも用意していただきました。

タカノ:いただきます。美味しい、シンプルなバニラアイスにかけさせていただいたんですが、別物になりますね。お上品になる。

Celeina:いただきます。美味しい! フランス料理店で出されるデザートみたいです。シロップを嗅いだだけだと柑橘系が強いので、シトラスな感じの味になるのかなと思っていたのですが、バニラアイスとすごくマッチします。

タカノ:スーパーマーケットとかで買えるアイスが超高級品に変身しますね。これ、オススメです。

Celeina:「ジュール ドゥ シャォンス」は、どこで買えるんですか?

深水:今はまだネットでの販売のみになるのですが、今後は自社のサイトなどでも、展開していこうと考えています。

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