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中華料理に合わせてカクテルをアレンジ
タカノ:今は基本的に「南風楼」にいるんですね。
小野:そうです。銀座の中華料理屋さんなんですけど、そこのオープンキッチンにカウンターがあるので、そこでバーテンダーをやりながら、お客さんにカクテルだったり、ワインだったりというのを提供してますね。
Celeina:そこでどんな接客をされているんですか?
小野:カウンターに来た方たちに、召し上がってもらっている料理に合わせて「こんなカクテルはどうですか?」と提案したり、「こんなものが飲みたいです」という要望に応えていくというのをやっていますね。
タカノ:会話の流れとかで、このカクテルがいいんじゃないか、というのを考えたりするんですか?
小野:そうですね。初めてのお客さんだと好みもわからないので、普段どんなものを飲んでいるのか、というのを聞きながら、こんなカクテルにしようかな、という提案をしたりします。あとはお店が担っている料理、中華なので例えばエビチリとかだったら、エビチリのここにスポットを当てて合わせるとしたらこんなカクテルがありますよ、と紹介するような形でやったりはしますね。
タカノ:味の化学反応とかもありますもんね。
小野:ペアリングじゃないですけど。
タカノ:ちなみに今日、我々におすすめするとしたらどんな。
Celeina:今、何も食べてないですけど(笑)。ラジオナビゲーターとしておすすめなカクテルとかありますか?
タカノ:会話が弾むというか、テンションも上がってみたいな。
小野:ジョニーウォーカーハイボールですかね。
タカノ:100点回答じゃないですか。でも僕なんかはお酒が強くないんですよ。そういう人とかにはどうされているんですか?
小野:例えば同じハイボールでも、バランスを変えたりとか、ほんの少し甘みを足したり、酸味を足したりっていう形で飲みやすくすることはすごく簡単にできるんです。なので、普段は弱めのハイボールを飲んでいる方であれば、そこにちょっとレモンを足したりして飲みやすくしたりします。あとは香りをつけるという形で、少しカクテルを変えてハイボールを出すっていうようなことはよくやりますね。
タカノ:「南風楼」に行くしかないよ。これを聴いているみなさんも、ぜひ。ということでまだまだお話しを伺っていきたいんですけど、1曲挟みましょうかね。小野哲嗣さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらったんですが、どんな曲でしょうか。
小野:ボビー・マクファーリンの”Don’t Worry Be Happy”ですね。映画『カクテル』の中でも流れていたんですが、夕方にちょうどいいかなっていう印象で選ばせてもらいました。
タカノ:ありがとうございます。じゃあ聴いてみましょう。