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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

イェラム×浮 日韓インディーシーン交流の現在地と、それぞれの「うた」

2023.11.27

#MUSIC

良いことも、悪いことも。出会いや体験は自然と音楽に反映される

―浮さんは日本各地を旅しながらライブを続けていますが、そうした経験は浮さんの音楽にどのような影響を与えていますか。

浮:いろんな場所や人たちと出会うことで、自分自身がどんどん変化していると思うんですね。それが音楽に反映されているのかなと思います。好きと思っている人でも、ちょっと苦手だなという人であっても、自分にとってはプラスになると思うんです。人からいろんなものを受け取っていて、それに対して考える。そういう体験自体がありがたいなと感じています。

あと、自分が正しい・間違っているか、これをみんなにどう受け止められるか、そういうことをどんどん気にせず音楽を作れるようになっている。私は私。いろんな人に会えば会うほど、自分がしっかりしてくるというか。

―ツアーを続けていると、時には楽しいことばかりじゃなくて、辛いことや不愉快なこともあると思うんですけど、そうしたことも含めてすべての体験を受け入れていくということですね。

浮:そうですね。苦い経験だとしても、繰り返さないようにしたり、もしくは乗り越えたいと思ったり、そうやって自分自身の生きていく過程すべてが歌に表れるということだと思います。

―ラムさんはいかがですか。

イェラム:旅で経験したことを元に曲を作ったことは何回かあります。韓国のピョンチャン(平昌)というところで環境について話し合うイベントがあって、そこで感じたものと、ピョンチャンのことを思いながら曲を作る機会があって、“A Long Way”はそのときにできた曲です。ただ、旅先で感じたことが後から曲に反映されることはあると思いますね。“海越え”なんかはそういう曲じゃないかな。旅のことを書こうと思ったわけじゃないけど、東アジア地球市民村で体験したことが反映されているので。

―ふたりはそういうところも似てるのかもしれないですね。体験したものが自然に反映されていくという。

イェラム:だからなのかな、浮さんの歌を初めて聴いたとき、すごく印象がよかったし、共感を覚えたんですよ。今回の経験ももしかしたら後から何かの曲になっていくのかもしれない。

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