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NEWS EVENT SPECIAL SERIES
みらんと小原晩の交換日記『窓辺に頬杖つきながら』

なんとしてでも乗り越えたい冬

2023.4.4

#BOOK

from小原晩 #1

こんにちは、みらんちゃん。
こちらは3月を迎えたばかりの小原晩です。
上着をもたずに出かけたら、夕暮れどきには肌寒いよね。夜なんかはぶるぶるふるえながら家まで帰るんだけど、熱いコーヒーさえあればなんとかもちこたえられます。春は近いね。

先日みらんちゃんとこの交換日記のための写真撮影があったけれど、いい天気だったよね。シャツ1枚で歩いていても、ちっともさむくなかった。
ふわりさらりとポーズをとって、真っすぐレンズを見つめるみらんちゃんを見て、なんて絵になるひとなのだろうと、私はうっとり思いながら、こういうのって、なんで、できるひとと、できないひとがいるのだろうと考えていました。
できるひと、というのはみらんちゃんのことで、カメラの前で自由に振るまえるひと。(私にはそう見えるだけで、みらんちゃんが本当はどういうこころもちでいたのかはわからないけれど)
できないひと、というのは私のことで、カメラを前にするとがちがちになるひと。
慣れや経験の差があることはもちろんなのだけれど、でも、なんだろう、もう、そういうのだけで語れない、明確ななにかが、違う気がして、私は真っ青の空を見上げながら「あきらめよう」みたいな気持ちになって、それはどんより後ろ向きな、あきらめではなくて、車窓から偶然見えた海みたいに、明るくてさわやかな、あきらめでした。

そういう自分自身に意識 を向けすぎること自体、撮られるときにはよくないのだと、気づいてはいるのだけれど。
でも、きっといつかは、ふわりさらりとポーズをとって、真っ直ぐレンズを見つめてみたいです。
撮られているみらんちゃんは近づく春の光を浴びて、のびのび、きもちよさそうだったので。

さて、春ゆえにかゆくなっていたりするのか、という質問ですが、今のところかゆくなっていません。と書き始めたあたりで、なんだかかゆい気もしてくる、くらいの感じです。

ところで、みらんちゃんはポテトフライは細い派ですか? 太い派ですか?

「元も子もないけれど、わたしは太いのも細いのも同じくらい好きです」
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