創作集団ザジ・ズーによる回遊型の都市野外演劇『ザジモン!!』が、9月12日(土)より神奈川県横浜・黄金町エリアにて開幕する。
2022年に結成されたザジ・ズーは、複数の劇作家、演出家、俳優が集い、劇場だけでなく住居や元クリーニング店、温泉宴会場など多様な場所で上演を行ってきた集団。同作は『黄金町バザール+上大岡バザール2026「交差する私たち – アートでつながるまち -」』の参加企画で、黄金町の都市空間そのものを舞台装置として展開される。
『黄金町バザール』は、横浜・黄金町の高架下スタジオや街なかを舞台に、2008年から毎年開催されているアートフェスティバル。過去には演出家の高山明 / Port Bや、振付家・演出家の矢内原美邦 / off-Nibrollなども参加しており、現代美術を軸にしながら、演劇やダンスなどの領域も横断してきた。同作は、その『黄金町バザール』からザジ・ズーが招聘され、新作として制作・上演する作品。
同作では、観客が3つのグループに分かれて黄金町・日ノ出町の街へ出発し、1人につき1つのルートを歩く。選んだルートによって目撃する出来事が異なるだけでなく、見られなかった2つの道の記憶や噂も手渡され、「見なかったもの」まで観客の想像のなかで立ち上がる仕組み。そして、地域の交流拠点「みんなのひろば黄金町ロックカク」を起点に街へ出て、最後は屋内での上演へとつながる。
構成および演出はザジ・ズーの共同名義『アガリクスティ・パイソン』が、テキストは西﨑達磨が担当。公演は9月12日(土)、13日(日)、10月10日(土)、11日(日)、12日(月・祝)の全5回を予定。あわせて、ザジ・ズーからのコメントが公開された。
ザジ・ズー コメント
ザジ・ズーです。黄金町バザールという伝説的アートフェスティバルに招聘され、とてつもなく光栄です。タイトルは『ザジモン‼︎』この未だ、かつてないフレーズ、〜モンというのを思いついた時に、雷鳴が身体に走りました。まさにザジ・ズーの真骨頂です。黄金町に訪れ、街を歩き、ザジモンを探してみてください!あなたとこの街を歩きたい!
ザジ・ズー『ザジモン!!』


上演日時
日程 時間
2026年9月12日[土] 16:30 – 18:00
2026年9月13日[日] 16:30 – 18:00
2026年10月10日[土] 16:30 – 18:00
2026年10月11日[日] 16:30 – 18:00
2026年10月12日[月・祝] 14:00 – 15:30
全5回 / 所要約90分 / 各回定員50名予定 / 受付開始:各回開演30分前
集合・上演・回遊
●集合・受付/上演スタート | みんなのひろば黄金町ロックカク(黄金町駅 徒歩約3分)
●街歩き・回遊 | 黄金町・日ノ出町エリア一帯(3つのルートに分岐)
●到着/屋内上演 | Chat Noir Yokohama(日ノ出町駅 徒歩約1分)
チケット(前売・当日同額)
券種 料金
一般 3,000円
U29 / 黄金町バザール割 / 黄金町ご近所割 2,500円
小学生 – 高校生 1,000円
未就学児 無料
応援チケット 5,000円
Peatix限定:本作+黄金町バザール一般券 3,400円
※割引併用不可。対象・利用条件、支払方法、キャンセル規定は予約ページをご確認ください。
来場案内 | 街中を歩きます。動きやすい服装・履き慣れた靴でお越しください。できるかぎり雨天決行。遅刻すると途中参加できない場合があります。配慮が必要な方は事前にご相談ください。
会期中 | 上演日以外も街にザジモンが出現。「ザジモンセンター」、トーク、ワークショップ、パーティー等を予定。詳細は特設サイトと公式SNSへ。
プレゼンスメンバー/制作体制
本企画では、出演・出現・制作など、異なるかたちで関わる全員を「プレゼンスメンバー」と呼びます。
綾門優季/今井桃子/石田裕己/大石水月/岡本陽介/大和田鼓己/柿沼美保/柿原寛子/カゲヤマ気象台/木皮成/木村友哉/葛生大雅/笹川幹太/蔡循(サイジュン)/佐藤正宗/徐永行/白川結衣杏/白鳥真生/武田朋也/徳永倫乃介/中尾幸志郎/中澤美海/長沼航/西﨑達磨/西岡サヤ/濱野ゆき子/日和下駄/北條風知/星ヒナコ/穂高/松井絵里/松林京子/松橋萌/村田天翔/メルチャー/渡邉結衣/and more…(2026年7月31日現在)
担当 氏名・団体
出演・出現 プレゼンスメンバー
構成・演出 / テキスト アガリクスティ・パイソン / 西﨑達磨
常設・街歩き / 街歩き・ARG・照明 長沼航 / 渡邉結衣
イベント・ものづくり・振付 木皮成
広報 / 制作・進行 / 制作統括 大石水月・白川結衣杏 / 白川結衣杏 / 木村友哉
舞台監督・安全管理 / 舞台監督補 松林京子 / 大和田鼓己
宣伝美術・デザイン / テーマソング メルチャー / 糸井幸之介
企画・製作 ザジ・ズー
STATEMENT | 寄り道こそが最大の奇貨である。
幼い頃に歩いた道を覚えているか? 陽の暮れるまで遊びつくした、21世紀なんて比じゃない永さの寄り道を。キモい虫を捕まえ、ゴツい枝を振り回し、ヘンな石を投げ、捨てられたマンガ雑誌を回し読み、誰かの保険証を拾う。私たちはそこで、寄り道こそが最大の奇貨であることを学んだだろう。私たちは、その気になればいくらでも道草を食うことができる。時計の針を見てみろよ。そうさ、明日なんて永遠にやって来ないンだ……。
さて、ここに人類史上最大の道草を食おうとしているヤツがいる。そいつは私たちを太陽系とその外側へ連れて行きたがっていて、そのために人類史上最大のキャピタリストになった。わかるだろう。その「寄り道」にフロンティアはない。枝も石もマンガ雑誌もない。あるのはTeslaの鉄板焼きみてぇな車だけ。時計の針を見てみろよ。そうさ、明日なんて永遠にやって来ないンだ。私たちは未だ、昏い、昏い夜の中にいる。寝そべって見る、気散じのグレートジャーニー!
テキスト:西﨑達磨