WOWOWの連続ドラマW『コンサルタント―死を執筆する男―』の完成報告会が6月4日(木)、東京・辰巳のWOWOW放送センターにて開催された。
WOWOWが初めて韓国文学の映像化に挑んだ同作。ミステリー小説家志望の冴えない男、伊崎耀が謎の組織「カンパニー」に引きずり込まれ、誰にも気づかれない完璧な暗殺シナリオを執筆する暗殺専門のコンサルタントへと転身するも、次第に圧倒的な巨悪に巻き込まれ逃げ場を失っていくストーリー。死さえも商品となる資本主義社会の闇を描いたダークサスペンスで、イム・ソンスンによる『コンサルタント』(翻訳版はハーパーコリンズ・ジャパン刊『コンサルタント―死を執筆する男―』)が原作となっている。原作は英国推理作家協会主催の世界最高峰のミステリー文学賞であるダガー賞翻訳部門で最終候補作にノミネートされている。
主人公の伊崎を伊藤健太郎、伊崎を監視する美人マネージャー・水畑早紀を木村文乃、伊崎を悪の道へと引きずり込む謎の男・黒川秋峰をGACKTが演じる。主題歌は、GACKTが同作のためにかきおろした9年ぶりの新曲“FALL AGAIN”。
完成報告会には、伊藤、木村、GACKTと監督の中田秀夫が登壇。撮影の裏側や同作の内容にちなんだトーク、同作への想いを明かした。
伊藤は「芽が出ないミステリー小説を書いている自称小説家と、カンパニーに入ってコンサルタントとして働いていく姿の変化は出したい部分の1つでもあったので、視聴者にはビジュアル部分も含めて別人のように受け取ってもらえたら」と二面性にこだわったことを語った。中田監督は、第1話の伊崎のモノローグについて「伊崎耀がダークになるにしたがって…『撮り直そうか』となった。すべて撮り直して4時間かかった」と制作過程を振り返った。

GACKTは手掛けた主題歌について「どうしても抑えられない欲求だったり、人が堕ちていく様だったりを上手に表現できないかなと思って書きました。曲が完成したのは結構早くて、撮影しながら1ヵ月くらいで出来ました」と秘話を披露。1週間程度で楽曲制作できることもあると語るGACKTに伊藤が驚き、笑いを誘う場面もあった。伊崎を監視する水畑役の木村は「重くて長いセリフをほとんど私が担っていた」と撮影の苦労を滲ませた。

同作の内容にちなんだトークでは「人生が変わったと思える出会い」を披露。木村は初共演の伊藤と意気投合したきっかけとして「撮影した季節が夏だったこともあって海というワードで繋がれた」と回答し、伊藤も同調した。一方GACKTは海が苦手で、過去に克服のため遠泳をした際、溺れて7時間漂流したという規格外のエピソードを告白。また「わかっていてもどうしてもやってしまうこと」を尋ねられた伊藤は「お酒を飲んだ後の家系ラーメン。ダメだと思ってもあの瞬間のラーメンは美味しい」と笑みを浮かべていた。木村は「北極や南極に行ったり、冒険がやめられない」とアクティブな一面を披露。GACKTは「変わった人、面白そうな人を探してしまう」という趣味を明かし、「この現場の人たちはヤバい!おかしな人ばかりだった!文乃ちゃんは端っこの柱に向かってぶつぶつセリフの練習をしてるし、中田監督もそんな文乃ちゃんに話しかけに行けないシャイ。最高の現場でしたね」と撮影現場の雰囲気を愉快に振り返った。

最後に主演の伊藤は「今日は賑やかにお話をさせて頂きましたが、本作は非常にピリッと引き締まった作品になっています。非常に刺さるシーンやセリフが散りばめられておりますので、是非とも自分なりの見方、受け取り方でまずは1話を観てください。そして感想など沢山のお声をいただけたら嬉しいです」と放送、配信に向けて呼びかけた。
連続ドラマW 『コンサルタント―死を執筆する男―』

6月7日午後10時放送・配信スタート(全6話)【第1話無料放送】
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