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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

ゆっきゅんに聞いた、自分の心を再び大切にできるようになるまでのこと

2025.4.7

FRISK「#あの頃の自分に届けたいコトバ」

#PR #MUSIC

作詞は世界を変えることができる

ー確かに音楽、映画、本などのカルチャーが、自分の心を認識する手がかりになることはありますね。ゆっきゅんさんは好きなことややりたいことがたくさんあると思うのですが、今後どういうふうに生きていきたいと思っていますか?

ゆっきゅん:ずっと夢はあるんですけど、最近また新しい夢ができたんです。やっと音楽活動で生活ができるようになってきたんですけど、別に浪費家でもないから、稼いだお金をどうしようと考えていたんですよ。そう思ったときに、私の友達にはたくさん映画監督がいるんですけど、みんなよく「企画が通らない」とか「話の通じないプロデューサーと仕事をするのが嫌だ」とか、いろいろ思っていることがあって。だったら、「私がお金を出したらいいんだ!」と思ったんです。40歳ぐらいで、友達から「撮りたい映画がある」って言われたら、「私がお金を出す。大丈夫、節税だから!」って言うのが夢。そう思ったら、今の仕事も頑張れるなと思ったんです。だって友達が本当に撮りたいと思っている映画を観たいから。

ゆっきゅん:あと、35歳ぐらいでアイドルプロデュースを始めたいかな。私は作詞が好きなんです。作詞は世界を変えられるんですよ。文章とは違って、歌詞って何度も聴き返すし、初めて聴いた言葉でも、何回も歌ったり聴いたりしていると、絶対に馴染んでくるんです。それは世界を見る視点が変わったり、人格形成に関わるもの。だから、すごく過激なことをやっているという自覚で作詞をしていて、作詞を信じています。だから、自分が作詞をするグループを作りたい。ただ、その子たちに車中泊とかさせたくないので、5、6年かかるかな。

ー先ほども「実家に住んでいる10代の男の子に届くような活動ができていなかったら、何もやっていないのと同じ」と話してましたが、そこに通ずるものがあると思いました。作品を作り続けることによって、そういう人たちに届くものがどんどん増えていく。それが、芸術やカルチャーと関わる人たちの使命だと個人的に思っているので、そのビジョンを聞けて、「よろしくお願いいたします!」の気持ちです。

ゆっきゅん:頑張らせてくださいって思っています。でも、ちゃんみなさんぐらい売れてからじゃないと、オーディションにも本気すぎる子が集まらない気がするから、自分がソロでもっと頑張っていくのと、いろんな人への作詞も頑張りたいな。

ー最後に、フレッシャーに届けたいゆっきゅんさんの作品として“いつでも会えるよ”を選んでいただきました。この楽曲を選んだ理由を教えてください。

ゆっきゅん:この曲は、自分や周囲のライフステージや環境が変わって、今まであった人間関係に影響が出てくる20代について歌った曲。例えば、学生時代にルームシェアしてた友達が、恋人と同棲するとか、結婚するとか、いろんな理由で今までのように会えなくなったりすることがある。でも昔のようにはなれなくても、今の方がもっとずっといいって思える関係がきっと待ってるよということを言ってあげたくて作ったんです。

ーこの楽曲を聴いたときに、まさに、ライフステージによって変化する関係性に対する不安に寄り添いながらも、「いつでも会えるよ」と繰り返し自分自身に言ってくれる心強さを感じて救われました。

ゆっきゅん:泣きながらレコーディングしました。2024年に出したアルバム『生まれ変わらないあなたを』では、結婚していく友達についての歌をいくつか歌っていて。自分自身には結婚というものは降りかかってこないけど、友達が結婚するということは今までも、これからも発生していく。そういうライフステージの変化によって変容してしまう友情を私は歌い続けるので安心してください。

ゆっきゅん:私がずっと「アラサーになりたかったんだ」って言ってるからだと思うんですけど、「ゆっきゅんの歌を聴いていると、年齢を重ねていくことが楽しみになっていく」ということを、特に女性たちから言ってもらえるんです。それがすごく嬉しいんですよね。さっき「10代の男の子へ向けて」と話したけど、10代の男の子についての歌っていうのはあまり書いていなくて。自分が10代の頃を考えると、別にティーン向けのものだけを見ていたわけじゃない。だから、自分がやりたいことをやっている姿を見せることの方が重要なのかなと思っています。とにかく楽しく年齢を重ねていけるように、みんなを楽にしたい気持ちです。

「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」supported by FRISK

新たな一歩やチャレンジを前向きに踏み出すことを応援するFRISK「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」では、11組のアーティストやタレント、クリエイターが「あの頃」の自分に宛てた手紙を執筆。手紙の内容について、CINRA、J-WAVE、me and you、ナタリー、NiEW、QJWebでインタビューやトークをお届け。直筆の手紙全文は4月10日(木)から下北沢BONUS TRACKで開催されるFRISK『あの頃のジブンに届けたいコトバ展』で展示される(詳細はこちら)。

『あの頃のジブンに届けたいコトバ展』

第一線で活躍する11組の「あの頃のジブンに届けたいコトバ」。悩みを抱えていたかつての自分に書いた直筆の手紙を展示。この春、新生活を迎えるすべての人へ贈ります。

会場:下北沢・BONUS TRACK GALLERY(東京都世田谷区代田2-36-12)
会期:2024年4月10日(木)〜15日(水)11:00〜20:00(全日程共通)※営業時間は変更になる場合がございます。

手紙展示:アオイヤマダ、あっこゴリラ、宇垣美里、空気階段、崎山蒼志、柴田聡子、玉置周啓(MONO NO AWARE)、長濱ねる、藤森慎吾、ゆっきゅん、若槻千夏

主催:NiEW 後援:FRISK

■アオイヤマダさん登壇のスペシャルトークショーも実施!
展示に加え、本プロジェクトにメッセージを寄せていただいたアオイヤマダさんに登壇いただき、ご自身が何者でもないフレッシャーだった頃を振り返りながら、新生活における悩みや迷いとの向き合い方、気持ちを前向きにする方法などについてコトバを贈るトークショーを開催します。

場所:BONUS TRACK LOUNGE(東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 中央棟テナント2F)
日時:
「アオイヤマダさんトークショー」4 月 12日(土)14:00~15:00(13:30開場)

会場の席数に限りがございますので、参加をご希望の方は下記リンクよりお申し込みをお願いいたします。抽選の上、当選者のみご連絡を差し上げます(メールにてご連絡を差し上げますので、「@niew.jp」をドメイン指定受信に設定いただくようお願いします)。

→詳細はNiEWの特設ページをご確認ください

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