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タブーを恐れぬ異色の国会議員・寺田学。右傾化が進む時代に何を思う?

2025.8.20

#OTHER

ルチアーノを聴きにイビザ島へ

―音楽の話に戻りますが、浪人、大学時代にロックバンドを聴いていて、ダンスミュージック、ヒップホップも好きだとHPに書いていました。ロックから移行したのはどういった経緯ですか?

寺田:大学に入ったぐらいからヒップホップが好きになって、Wu-Tang Clanとかあの手のところに行くんですけど、しばらく会社員やって、政治家になってからテクノに傾倒したのは、実は『FUJI ROCK FESTIVAL』がきっかけですね。当時は最奥のオレンジコートというステージで、金曜日の夜中から朝までオールナイトフジっていうテクノのイベントがあって、毎年朝まで踊ってたんですよね。大人になってある程度経済的に余裕があるので、ageHaでやっていた『CLASH』(リッチー・ホウティン等が登場したテクノイベント)に通うようになったのも同じ時期かもしれないです。

ーテクノミュージックにすんなり移行する人とそうじゃない人と分かれるじゃないですか。ブログを拝見すると奥さまもその手の音楽は嫌いじゃないみたいな。

寺田:そうだったんですよ、結婚するまで気づかなかった。それこそ一番忙しい官邸勤務の時も含め、与党になった時は忙しくなると逆にクラブに行きたくなっていたかもしれないです。妻と一緒にageHaに行こうとして、でも「今日週刊誌が狙いに来るらしい」みたいな情報があって、本当にめちゃめちゃ行きたいイベントを我慢したり。官邸総理側近が夜な夜なクラブで飲んだくれているという記事を作ろうとしたんでしょうけど、後日談で聞くと、それを撮りに来た二人組の記者たちは「よくこんなところに朝までいれるね」という感想を持って帰ったらしいです(笑)。

夫婦でAtari Teenage Riotのライブを観たあと

寺田:一番好きなDJはルチアーノなんですが、イビザまで聴きに行きました。母が大病にかかって僕の結婚式に来れなかったんですけど、骨髄移植もできなくて悲しみにくれていたら、新薬で何年かかけて劇的に治って。治った機会にどこへ行きたい? って聞いたら、死ぬ前にバチカンとバルセロナのサクラダファミリアが見たいっていうので、妻と息子と両親とでバルセロナまで行ったんですね。そのまま先に両親を帰して、妻とまだ3歳ぐらいの息子とイビザに3泊行って、Pacha(イビザの人気クラブ)で初めてルチアーノを聴きました。

―良かったですか?

寺田:良かったですね。日本だと、音楽に身を浸すのは若者のカルチャーという感じですけど、イビザに行くとおじいちゃんおばあちゃんも全然普通に野外でテクノ聴いて踊っていたりするんですよね。だから本当に豊かだなと思って。僕ももうそろそろ50歳になりますけど、恥ずかしいとか思わず、屋外でも聴きたいと思っています。

イビザにて

ー今でも遊びに行ったりしてます?

寺田:クラブはなかなかなくて、フェスが多いですね。今年は『フジロック』に行けなかったんですけど、去年はちょっとだけ行ったのと、あとは『SUMMER SONIC』とか、もうちょっと前は伊豆でやってる『Rainbow Disco Club』も好きで、泊りがけで行っていましたね。

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