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九頭龍の滝で滝行体験。「何かを考える余裕がなくて、すごい体験でした!」
武蔵五日市駅から車でしばらく山道を登り到着したのは、九頭龍(くずりゅう)の滝。こちらでは、信仰にかかわらず、年間を通して誰でも滝行を体験することができる。
まずは、あたりの土地を司る九頭龍神社に、安全に滝行を行えるようお参りをすませ、滝行用の行衣に着替えてから、滝までの未舗装の道を、足元に気をつけながら進む。



実は以前に一度、別の場所で滝行を経験したことがあるというxiangyuさん。それでも滝に近づくにつれ、「ワクワクよりも怖いかも」と少しだけ緊張した面持ちを見せる。
滝に到着すると、木々に囲まれた非日常的な空気が漂う。住職さんに案内されながら滝へ挨拶をして、準備運動をしてからゆっくりと水の中に。取材は7月上旬だったものの、それでも身体を水に沈めた段階で「冷たい!」と叫ぶxiangyuさん。


作法を教えてもらいながら、いざ滝へ。落差、約10m。激しく水しぶきをあげる滝に、住職さんの手を借りながら3度出入りを行うと、出てきた途端、大声をあげながら思わず笑ってしまっていた。


「前に体験したときは、もうちょっと緩い滝だったんですよ。ここは勢いがすごくてしっかり刺激がありました。滝の中で言葉を唱えるんですけど、心の中で言えばよかったのに、口に出して言おうとしたから、息ができなくなっちゃって(笑)。頭上から降ってくる水の中にいるのが必死で、何かを考える余裕がなくて、すごい体験でした! でも楽しかったから、またやってみたいです」
