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「こんなご褒美のようなライブができるとは思っていなかった」隅倉弘至
そして、本編のラストは隅倉自身がボーカルをととり、“どこでもドア”を披露。観客の拍手に応えて始まったアンコールでは、サポートメンバーと隅倉がひとりずつハグをする場面もあった(木暮は何故かカメラをぶら下げて登場し、カメラマンになっていた)。


この時の隅倉のMCによれば、2017年に新宿LOFTで開催されたライブ『初恋の嵐のラストワルツ』を機に休止期間に入っていた初恋の嵐だが、当時、高野の「隅くんが50歳になったらやろうよ」という声があり、今回のライブはそれが実現した形なのだという。そして、鈴木から隅倉への「おめでとう」の言葉、鈴木のぼんやりとしたひとり語り、鈴木「人生って長いですね」隅倉「はい、長いです」というやり取りもあり、最後の最後は、“君の名前を呼べば”の、これから始まる隅倉の50代を祝福するようなエネルギッシュな演奏でアンコールは締め括られた。



しかししかし、その後も鳴りやまない拍手に応え、ダブルアンコールが始まる。本当に予定になかったダブルアンコールなのだろう、「できるかな?」と、メンバー間で確認し合いながら、隅倉は観客に「すみません、今日、レアなライブを観られるかもしれないです」と一言。そこから、この日出演したゲストボーカルたちもステージに集結し、最後は全員で“touch”を演奏……というか、セッション。それはもう人が入り乱れてしっちゃかめっちゃか、カオティックなステージで、どうやって収集が付くのか、今どこにいて、どこがゴールなのか、誰もきっとわからずに進んでいくような、そんなセッションだった。でも、それが最高だった。隅倉をはじめ、ステージ上にいる全員が本当にキラキラと輝いていた。




もう時間も限界、というところで演奏はなんとか終了。大きな拍手に包まれる中、最後に隅倉は観客に向かって、「こんなご褒美のようなライブができるとは思っていなかった。本当に嬉しいです。またどこかで会いましょう」と告げた。

隅倉弘至生誕50年ライブDAY1 〜生誕祭バンド 編〜
2023年8月31日(木)
OPEN 18:30/START 19:30
会場:Shibuya WWW
[バンドメンバー]
Ba:隅倉弘至
Gt:八橋義幸
Gt:真壁陽平
Key:高野勲
Dr:あらきゆうこ
Dr:神谷洵平(赤い靴)
[ゲストボーカリスト]
赤い靴
石崎ひゅーい
斉藤和義
トータス松本
中田裕二
隅倉弘至生誕50年ライブDAY2 〜初恋の嵐 編〜
2023年9月1日(金)
OPEN 18:30/START 19:30
会場:Shibuya WWW
[バンドメンバー]
初恋の嵐(Ba):隅倉弘至
初恋の嵐(Dr):鈴木正敏
Gt:木暮晋也(ヒックスヴィル)
Gt:玉川裕高
Key:高野勲
Per:朝倉真司(ヨシンバ)
[ゲストボーカリスト]
岩崎慧(セカイイチ)
からすぐち(吉井功・五目亭ひじき)
クボケンジ(メレンゲ)
曽我部恵一
堂島孝平
松本素生(GOING UNDER GROUND)
満島ひかり
https://www.hiroshisumikura-50thlive.com/