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松本素生とクボケンジ、からすぐちが登場。1曲目から、ドッキリ勃発!
ライブが始まり、最初のボーカリストを務めたのは、松本素生。1曲目の“No Power!”からフルスロットルに疾走するパンクサウンドに乗せて見事なボーカルを披露したが、曲が終わると松本が隅倉に向かって、ひと言。「1曲目にやる曲、違いますよ」。この言葉を聞いた時には「こんな速い曲、1曲目にやるもんじゃないよ」的なニュアンスかと思ったが、その後の種明かしによれば、松本は本当にドッキリにひっかかっていたらしい。予定では、1曲目が“Untitled”で、2曲目が“No Power!”。でもいざ本番、1曲目として演奏が始まったのは“No Power!”。それを知らないのは松本だけ――失礼ながら、「なんてことをするおっさんたちだ」と思った。しかし、なんて楽しそうなんだろうか。


続いて登場したのは、クボケンジ。“ジョイント”と“涙の旅路”の2曲を披露した。“ジョイント”では朝倉のパーカッションが強烈に熱を帯びて、会場の温度を急上昇させた。クボは隅倉に向けて「50歳、レベル50。RPGで言えば、ボス戦には程遠いなと思うので」と激励を送る。「頑張りまーす」と返す、隅倉。

そして3組目は、からすぐち。披露したのは“カントリーホーム”と、今年の西山の命日に、ふたりがSNSでもカバーをアップしていた“化粧に夢中な女の子”。“カントリーホーム”では、<クラレンス・ホワイトはどんな顔でギターを弾いてたんだろうな>という歌詞を、からすぐちのふたりは、<隅倉弘至はどんな顔でベース弾いてたんだろうな>と変えて歌った。これは、からすぐちから隅倉へのドッキリだったのだろう。会場からも歓声が上がる。
