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表参道に出現したのは、ヒトとAIが出会う場所

本展キュレーターの長谷川裕子は今回の試みを「表参道にAIを放つ」「あどけない干渉」と表現した。大都会ど真ん中の交差点に、センスのいい家庭で生まれ育った子どものようなAIが座り込み、夢中になってライブペイントを続けている。私たちはそこで少し足を止めて、「いいね」「そこはこうじゃないんじゃない?」とお節介を焼きながら、AI君が健やかに成長することを願うのだ。
ライゾマティクス『recursive』は、OMOTESANDO CROSSING PARKにて10月3日(木)まで開催。まさに現在進行形のプロジェクトである本作は、何度も立ち寄って観察することで、深みを増していくものだろう。外出して表参道が射程に入った際には、思索のきっかけを求めて、この交差点に足を運んでみてほしい。そこではAIが人間の訪れを心待ちにしている、のかもしれない。
ライゾマティクス『recursive』

アーティスト: ライゾマティクス
キュレーター: 長谷川祐子(金沢21世紀美術館館長)
主催: anonymous art project
協力: KOTARO NUKAGA
会期: 2024年9月14日(土) – 10月3日(木)
開廊時間: 10:00 – 20:00 ※会期中無休 ※入場無料
会場: OMOTESANDO CROSSING PARK
〒107-0062 東京都港区南青山5丁目1-1
公式サイト:https://rhizomatiks.com/