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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

虎ノ門ヒルズに期間限定オープン「MUUUSE」レポート 新感覚の没入型展示

2024.11.13

#MUSIC

直視できるレーザーに脳が大興奮

会場風景(実際は写真の100倍すごいです)

最後は水曜日のカンパネラの作詞作曲を手がけるケンモチヒデフミと、先ほどの「PixTrax」の技術者である川田十夢のコラボレーションによる「未来」のセクション。真っ暗な展示室に入ると、音楽に合わせて激しく躍動するレーザービームが身体を射抜いてくる。このレーザーは医療用技術を使った次世代の光演出で、目に入っても害が無いのだそう。ここぞとばかりに見つめてみたら、初めて体験する「直視できるレーザー」に脳が大興奮して、酔っ払ったみたいにテンションが上がるのを感じた。

会場風景(実際は写真の100倍すごいです)

気になる音楽は水曜日のカンパネラのようだけど、何かがちょっと違う。AIを駆使して水曜日のカンパネラの音楽をちょっと進化させた、その名も「木曜日のカンパネラ」のオリジナルミュージックである。注意深く聴くと、元の曲とその変化ぶりがわかって面白い。例えば“エジソン”は交流電気方式の発明者として知られている二コラ・テスラの曲に生まれ変わり、歌い出しの<踊る暇があったら発明してえ>は<踊る暇があったら発電してえ>に変化している。ユニークな歌詞で知られる“桃太郎”も、お爺さんサイドから見た全然テイストの違うイイ曲になっているので必聴である。

音と光で高揚し、踊り出す人の姿も。その気持ち、わかる!

レーザーは24本のアームを持つ「ビーム・ツイスター」なるロボットから放たれている。これまで結構いろんなイベントでレーザーの演出を見てきたけれど、もうこれは異次元のすごさである。音と光の幾何学模様に飲み込まれていると、心地よくて一瞬フワ〜っと意識が飛びそうになった。会場を案内してくれたスタッフさんは「写真だと伝わりきらないので、来ていただくしかないですね……」と語ってくれたが、本当にそうだと思う。

過去 / 現在 / 未来とすべての展示を観てきて、確信する。音の波と光の波は、いつだって私たちを非日常へと連れて行ってくれる。そして「MUUUSE」は、それを最大限に増幅してくれる場所なのだ。

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