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ライブとマーケットを行き来しながら気ままに楽しめる安心感はイマドキ
2日目の「LIVE FIELD」も、それぞれ単独でもこの会場を満員にできるアーティストが大集結。先陣を切った羊文学が、ダークなロマンチシズム溢れるオルタナロックをぶちかます。Nulbarichが、恐ろしく緻密で知的なダンスミュージックで頭と体を刺激する。水曜日のカンパネラは詩羽の天真爛漫な魅力全開、強力な重低音でフロアを踊らせる。Chilli Beans.はとにかくクールでワイルド、ファンキーなバンドサウンドで突っ走る。三浦大知はベテランの貫禄たっぷりに、しかしパフォーマンスは新人並みにフレッシュに、切れ味鋭いダンスと圧巻のボーカルで会場を沸かせる。





そして2日目のステージの最後は、前身の『J-WAVE LIVE』を含めるとこのフェスには8回目の出演となる今市隆二が、1日中フェスを楽しんだファンに感謝の思いを込めて、全力のパフォーマンスを届けた。


全部で6時間の長丁場だが、疲れたら外に出て「MARKET FIELD」をぶらついて、また戻ってきたっていい。気ままに楽しめる安心感が、『INSPIRE TOKYO』にはある。
その「MARKET FIELD」の一番奥、都道413号線にぶつかる手前に展開されていたのが、その名も「TOKYO CURRY CULTURE」エリア。知る人ぞ知る人気カレー店とオフィシャルショップがずらりと軒を連ね、スパイシーな香りに誘われてつい立ち寄ってしまう魅惑のエリアだ。さらに隣接する「世界14カ国のフードが楽しめるエリア」も要注意で、食べ歩き大好き人間を惹きつける魅力がすごい。中華やシンガポール、イタリアンやイギリスを経て、ブラジル、キューバを回って、ベルギー、ウクライナ、スウェーデン、デンマーク料理もある。ランチやディナータイムに合わせて、時間に余裕を持って来ればよかったが、ライブも観たいのでやむなくスルー。来年もここで開催されるなら、必ず来よう。