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『アースデイ東京』事務局長の河野竜二は、人と人を繋げて社会問題を解決する場を作る

2025.1.6

#OTHER

自分の生活の中で得た気づきが、関わるプロジェクトに繋がっていく

タカノ:やっぱり、どのプロジェクトでも河野さんがされているのは、人と人を繋げるお仕事なんですね。

河野:そうなんですよ。気が付けばなんですけどね。

タカノ:こういう活動を始めたきっかけは?

河野:「ニュー農マル」を始めたのはコロナ禍で『都市を耕す ―エディブル・シティ』というドキュメンタリー映画を観たことがきっかけです。サンフランシスコやバークレー、オークランドの若者たちが厳しい経済格差で苦しんでいる中、食べ物だけは自分たちでも変えられるんじゃないかと考え、コンクリートを壊して、そこで畑を耕し始めて、自分たちで食を生み出していくというムーブメントなんですが、これを観た時に、食品自給率が低くなってしまっている日本においても、市民自らで食を作っていくムーヴメントが必要だと思い、この取り組みを始めました。

タカノ:なるほど。河野さんの根源には、社会や地球の環境全体を皆で良くしていこうとか、あとは誰かを応援しようという気持ちがあるんでしょうか?

河野:そうですね。やっぱり人が好きだということもあって、「困っている人をなんとかしたい」「立場の弱い人を助けたい」という思いがあったりします。あと、もともとサーフィンが趣味なのですが、サーフィンを始めると、早起きして海に入る生活を送るようになるんです。その生活リズムに変わることで、自分自身がすごく変わっていったし、自然の素晴らしさを体感したんです。だから、このライフスタイルって最高だよね、と広めたいし、維持していきたいという気持ちも根底にあります。

タカノ:サーフィンをやっていると、気候や気温の変化を肌ですごく感じそうですね。

河野:はい。あとは、海の環境の変化も。海は砂が無くなると波が立たなくなるんですが、そういうところから、ダムの開発などにたどり着いたりするんです。その中で、「これって本当に必要なのかな?」とか、「いや、そうじゃなくて、こっちじゃない?」というようなことが、自分の中でも色々あって。そういうところから、『アースデイ東京』の活動に広がっていた感じもあります。

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