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マカえんも所属。「TALTO」代表・江森弘和は、楽曲の魅力をあらゆる手段で伝えていく

2024.12.18

#MUSIC

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

11月19日は、ファッションディレクター・NAOさんからの紹介で、マカロニえんぴつが所属するレーベル「TALTO」の代表・江森弘和さんが登場。広告代理店勤務から音楽業界に転身したきっかけや、「TALTO」立ち上げの経緯、マカロニえんぴつとの出会いについても伺いました。

自分がかっこいいと思うバンドを発掘したいという気持ちで、音楽の世界へ

Celeina(MC):この番組を聞いてくださっているとお聞きしたんですが。

江森:ヘビーリスナーなんです。車を運転しながら毎日聞かせていただいています。

Celeina:ありがとうございます。

タカノ(MC):そんな江森さんですけれども、昨日のファッションディレクターのNAOさんからのご紹介で、マカロニえんぴつ所属のレーベル「TALTO」の代表をされています。

Celeina:キャリアのスタートは広告代理店だったということで。

江森:元々は、WEBや印刷も扱っているSP広告の会社に勤めており、転職してから広告代理店に勤めていました。レコード会社がクライアントだったので、そこから今の業界に入りました。

Celeina:ずっと音楽に携わりたかったという思いがあったのですか?

江森:そうです。でも就職難で、そもそも募集すらあまりない時代だったので、少しずつ近づいていったという感じです。最後の広告代理店の時に、やっぱり自分がかっこいいなと思うロックバンドとかを発掘してデビューさせたい、一緒に大きくなっていきたいな、という思いがあって、転職してレーベル兼マネジメント会社に入りました。

タカノ:大きな転換ですよね。

Celeina:2017年頃、東京カランコロン、SAKANAMON、マカロニえんぴつの3バンドとともに、レーベル「TALTO」を発足されたということですが、これはどのような経緯での決断だったんですか?

江森:東京カランコロンもSAKANAMONもメジャーで活動していて、マカロニえんぴつはまだ大学生でインディーズで楽曲をリリースしていた状態だったんです。でも自分自身が転職するタイミングが、それぞれのバンドのメジャー契約が満了するタイミングで。そこで、eggmanから新しいレーベルを作らせていただけるという話をもらったので、一念発起して立ち上げました。

タカノ:すごいですね。とてもエネルギーのいることですよ。

なんだこの変な名前! マカロニえんぴつとの出会い

Celeina:その3バンドの中で唯一インディーズだったのがマカロニえんぴつですが、どんな出会いだったんですか?

江森:当時リスニングするといえば、MySpaceとかAudioleafだったんです。SNSはTwitterが始まったぐらいで、YouTubeで発掘するというタイミングではなかったんですよね。なので、そういったところで新人バンドの音源聴いたり、ライブハウスのスケジュールを見て、「なんだこのバンド名!」と思って検索したりして。でも検索しても音源がネットに上がってなかったりもするので、その時は週7でライブハウスに行ったりとか、ライブをハシゴして見に行ったりして、足で稼いでいましたね。

Celeina:結構体力を使ったんですね。そこでマカロニえんぴつと出会ったということですか?

江森:そうですね。その時に、マカロニえんぴつというバンドを出会ったんです。なんだこの変な名前は、と。そもそもバンドかどうか分からないじゃないですか。それでまずはライブを見に行って、そこからボーカルのはっとりにデモ楽曲を送ってもらったりして、やり取りをして話していくうちに、一緒にやっていこうという形になりました。

タカノ:確かに言われてみれば、マカロニえんぴつという名前は今や定着していますけどね。

Celeina:キュートな女の子たちがやっていそうな名前ですよね。

江森:それこそJ-WAVEに持っていくと、「バンドなんですか? アイドルグループですか?」と言われたことがあります。

Celeina:その意外性がまた引っかかって心に残るんですよね。今や日本中が知るバンドですから。昨年には、マカロニえんぴつとの活動を書かれた書籍『マカロニえんぴつ 青春と一緒』を出版されたということですが、これはどういった本なんですか?

江森:結成10周年のタイミングでファンクラブを立ち上げたんですよ。その時に、ファンクラブの運営から「江森さんに何かやってほしい」という依頼があったので、出会いから今に至るまでをブログで綴っていこうかなと思って書いていたんです。そうしたら、媒体やイベンターさん、ファンの方から面白いと言って頂いたので、自分でも調子に乗って、ブログの公開のペースが増えてきたんです。それで、「書籍にしませんか?」という話を何社かから頂いて、最初からちゃんと書き直したという形です。

より深く音楽を聴いてもらうために、音楽に付随する様々なものを広げていく

タカノ:そう考えると、本当に江森さんの仕事の幅はとても広いですよね。

江森:代理店出身だからというのもあるかもしれませんね。そのタイミングで、はっとりが作った『あこがれ』という音源を再録し、ショートムービーを作成し、リリー・フランキーさんにはっとりのお父さん役をやっていただいたりとか、音楽に付随する様々なものを広げていきました。ブランディングや、より音楽を深く聴いてもらうことに繋げるのが、得意というか好きかもしれないですね。

https://youtu.be/TBeGjyr7qSA?feature=shared

タカノ:色々な角度からアーティストの魅力を幅広く伝える役割ということですね。

Celeina:最近のお仕事で言いますと、『GRAND MARQUEE』で新曲を初オンエアした、シンガーソングライターのサカキナオさんともご関係があるそうなんです。

江森:その節は大変お世話になりました。

タカノ:とてもいい曲で興奮しましたよね。

江森:興奮されたというのをプロモーターの方から聞いて、嬉しかったんです。僕はこの番組で解禁したいって言い張って、プロモーションしてほしいというのをずっと言い続けていました。サカキナオが初代グランプリをとった『Catching Wave Audition 2024』というプロジェクトも、スタジオ&ライブという、NTTドコモさんと吉本興業さんが立ち上げた会社の担当の方から、eggmanと一緒に1つレーベルを作りたいというお話をいただいたのがきっかけなんです。それで、「Scrum Wave Music」というレーベルを立ち上げて、今年の1月にオーディションを行って、やっとその第1弾アーティストが先月リリースしました。

Celeina:そのオーディションの中心人物だってことですよね。

江森:旗を振って、チーム作りさせて頂いているという形ですね。

タカノ:新人アーティストをたくさん見られていると思うんですが、江森さんがアーティストの音楽を聴く時や、ライブを見る時に何かポイントにしていることはありますか?

江森:バンドかソロかによって全然違ってくるんですが、シンプルにオリジナリティがあるか、というところはもちろん当たり前だし、そこのオリジナリティというのは楽曲なのか、歌詞の世界観なのか、というところはまず見ます。あとは自分自身の趣味嗜好も表れてきちゃうと思うのですが、そういう意味で言うと、僕が主催している「TALTO」は、和メロや、歌心があるロックバンドが多いと言われますね。

逆に新しく行なっている「Scrum Wave Music」では、ロックバンドじゃないアーティストとか、「TALTO」ではやれないようなアーティストの楽曲を積極的にリリースしていきたいなと思って、一緒にやっています。

タカノ:人と同じことをやっていても難しいと思うし、いかにオリジナリティを出していくかというのは大事ですよね。

番組MCタカノとのサウナトーク

タカノ:そんな江森さんですが、実はサウナ好きということで。

江森:はい、そうなんです。今日も入ってきました。いつもラジオを聞いているので、いつかタカノさんとサウナの話したいなと思っていたので、今日もそっちがメインかと思っていました。

タカノ:そっちメインで話したいくらいです(笑)。自宅にもサウナを作られているそうですね。

江森:自宅にサウナと言うと、高価なように思われがちなんですけど、実は軽自動車よりお安く作れる時代なんです。結構ワーカホリックになって、なかなか寝付けなくなった時期があったんですが、その時にサウナに入ったらストンと寝られるようになって、睡眠の障害みたいのがなくなったんですよね。

Celeina:いつもご自宅で1日の終わりにはサウナに入っているんですか?

江森:そうですね。逆に、朝に時間があるときは1回入って、目を覚ましてから仕事に行くこともあります。

タカノ:仕事前に行くのもいいですよね。ちなみになんですけれども、おすすめのサウナとかありますか?

江森:どちらかというと銭湯系よりはちょっと大きめの方が好きなんですが、高井戸にある「美しの湯」や「THE SPA 成城」が好きです。黒湯もあって温泉もすごく良いんです。

Celeina:サウナトーク、そこまで〜(笑)。お時間でございます。

江森:もっと話したかったです(笑)。

Celeina:サウナトーク、私も楽しませていただきました。さて、「FIST BUMP」グータッチでつなぐ友達の輪ということで、お友達を紹介してもらっています。どんな方を紹介くださいますか?

江森:映画監督の清水康彦さんです。

Celeina:ありがとうございます。明日は映画監督の清水康彦さんに繋ぎたいと思います。「FIST BUMP」、今日は音楽レーベル「TALTO」の代表・江森弘和さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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