グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
11月19日は、ファッションディレクター・NAOさんからの紹介で、マカロニえんぴつが所属するレーベル「TALTO」の代表・江森弘和さんが登場。広告代理店勤務から音楽業界に転身したきっかけや、「TALTO」立ち上げの経緯、マカロニえんぴつとの出会いについても伺いました。
INDEX
自分がかっこいいと思うバンドを発掘したいという気持ちで、音楽の世界へ
Celeina(MC):この番組を聞いてくださっているとお聞きしたんですが。
江森:ヘビーリスナーなんです。車を運転しながら毎日聞かせていただいています。
Celeina:ありがとうございます。
タカノ(MC):そんな江森さんですけれども、昨日のファッションディレクターのNAOさんからのご紹介で、マカロニえんぴつ所属のレーベル「TALTO」の代表をされています。
Celeina:キャリアのスタートは広告代理店だったということで。
江森:元々は、WEBや印刷も扱っているSP広告の会社に勤めており、転職してから広告代理店に勤めていました。レコード会社がクライアントだったので、そこから今の業界に入りました。
Celeina:ずっと音楽に携わりたかったという思いがあったのですか?
江森:そうです。でも就職難で、そもそも募集すらあまりない時代だったので、少しずつ近づいていったという感じです。最後の広告代理店の時に、やっぱり自分がかっこいいなと思うロックバンドとかを発掘してデビューさせたい、一緒に大きくなっていきたいな、という思いがあって、転職してレーベル兼マネジメント会社に入りました。
タカノ:大きな転換ですよね。
Celeina:2017年頃、東京カランコロン、SAKANAMON、マカロニえんぴつの3バンドとともに、レーベル「TALTO」を発足されたということですが、これはどのような経緯での決断だったんですか?
江森:東京カランコロンもSAKANAMONもメジャーで活動していて、マカロニえんぴつはまだ大学生でインディーズで楽曲をリリースしていた状態だったんです。でも自分自身が転職するタイミングが、それぞれのバンドのメジャー契約が満了するタイミングで。そこで、eggmanから新しいレーベルを作らせていただけるという話をもらったので、一念発起して立ち上げました。
タカノ:すごいですね。とてもエネルギーのいることですよ。
INDEX
なんだこの変な名前! マカロニえんぴつとの出会い
Celeina:その3バンドの中で唯一インディーズだったのがマカロニえんぴつですが、どんな出会いだったんですか?
江森:当時リスニングするといえば、MySpaceとかAudioleafだったんです。SNSはTwitterが始まったぐらいで、YouTubeで発掘するというタイミングではなかったんですよね。なので、そういったところで新人バンドの音源聴いたり、ライブハウスのスケジュールを見て、「なんだこのバンド名!」と思って検索したりして。でも検索しても音源がネットに上がってなかったりもするので、その時は週7でライブハウスに行ったりとか、ライブをハシゴして見に行ったりして、足で稼いでいましたね。
Celeina:結構体力を使ったんですね。そこでマカロニえんぴつと出会ったということですか?
江森:そうですね。その時に、マカロニえんぴつというバンドを出会ったんです。なんだこの変な名前は、と。そもそもバンドかどうか分からないじゃないですか。それでまずはライブを見に行って、そこからボーカルのはっとりにデモ楽曲を送ってもらったりして、やり取りをして話していくうちに、一緒にやっていこうという形になりました。
タカノ:確かに言われてみれば、マカロニえんぴつという名前は今や定着していますけどね。
Celeina:キュートな女の子たちがやっていそうな名前ですよね。
江森:それこそJ-WAVEに持っていくと、「バンドなんですか? アイドルグループですか?」と言われたことがあります。
Celeina:その意外性がまた引っかかって心に残るんですよね。今や日本中が知るバンドですから。昨年には、マカロニえんぴつとの活動を書かれた書籍『マカロニえんぴつ 青春と一緒』を出版されたということですが、これはどういった本なんですか?
江森:結成10周年のタイミングでファンクラブを立ち上げたんですよ。その時に、ファンクラブの運営から「江森さんに何かやってほしい」という依頼があったので、出会いから今に至るまでをブログで綴っていこうかなと思って書いていたんです。そうしたら、媒体やイベンターさん、ファンの方から面白いと言って頂いたので、自分でも調子に乗って、ブログの公開のペースが増えてきたんです。それで、「書籍にしませんか?」という話を何社かから頂いて、最初からちゃんと書き直したという形です。