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なんだこの変な名前! マカロニえんぴつとの出会い
Celeina:その3バンドの中で唯一インディーズだったのがマカロニえんぴつですが、どんな出会いだったんですか?
江森:当時リスニングするといえば、MySpaceとかAudioleafだったんです。SNSはTwitterが始まったぐらいで、YouTubeで発掘するというタイミングではなかったんですよね。なので、そういったところで新人バンドの音源聴いたり、ライブハウスのスケジュールを見て、「なんだこのバンド名!」と思って検索したりして。でも検索しても音源がネットに上がってなかったりもするので、その時は週7でライブハウスに行ったりとか、ライブをハシゴして見に行ったりして、足で稼いでいましたね。
Celeina:結構体力を使ったんですね。そこでマカロニえんぴつと出会ったということですか?
江森:そうですね。その時に、マカロニえんぴつというバンドを出会ったんです。なんだこの変な名前は、と。そもそもバンドかどうか分からないじゃないですか。それでまずはライブを見に行って、そこからボーカルのはっとりにデモ楽曲を送ってもらったりして、やり取りをして話していくうちに、一緒にやっていこうという形になりました。
タカノ:確かに言われてみれば、マカロニえんぴつという名前は今や定着していますけどね。
Celeina:キュートな女の子たちがやっていそうな名前ですよね。
江森:それこそJ-WAVEに持っていくと、「バンドなんですか? アイドルグループですか?」と言われたことがあります。
Celeina:その意外性がまた引っかかって心に残るんですよね。今や日本中が知るバンドですから。昨年には、マカロニえんぴつとの活動を書かれた書籍『マカロニえんぴつ 青春と一緒』を出版されたということですが、これはどういった本なんですか?
江森:結成10周年のタイミングでファンクラブを立ち上げたんですよ。その時に、ファンクラブの運営から「江森さんに何かやってほしい」という依頼があったので、出会いから今に至るまでをブログで綴っていこうかなと思って書いていたんです。そうしたら、媒体やイベンターさん、ファンの方から面白いと言って頂いたので、自分でも調子に乗って、ブログの公開のペースが増えてきたんです。それで、「書籍にしませんか?」という話を何社かから頂いて、最初からちゃんと書き直したという形です。