グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
7月24日は、小説家の安堂ホセさんの紹介で、DJでサウンドエンジニアのRUKEさんが登場。サウンドエンジニアになったきっかけや毎月開催しているパーティー『HALOHALO』について伺いました。
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自分の耳を信じ、独学でサウンドエンジニアに
Celeina(MC):RUKEさんはフィリピンにルーツを持つ20歳のDJ。高校時代から独学でサウンドエンジニアに必要な技術を学び、現在は新宿2丁目のAiiRO CAFEにて、自身が立ち上げたパーティー『HALOHALO』を開催されています。LGBTQ+コミュニティーをはじめとした、様々なセクシャリティーをつなぐ架け橋として活動中です。
タカノ(MC):RUKEさんのミックス音源を拝聴したんですけど、インターネット的なフレーバーを感じて、格好良かったです。
RUKE:色々な曲を取り込んで、その中で自分らしさを出せるように意識しています。
タカノ:RUKEさんが音楽に携わるようになったきっかけは何だったんですか?
RUKE:幼少期から音楽に触れる機会が多かったんです。ずっと車で洋楽が流れていましたし、それを家族全員で歌うみたいな。特に2015年頃の曲はよく聴いていましたね。
Celeina:例えばどういったアーティストの楽曲を聴いていたんですか?
RUKE:ビヨンセやレディー・ガガ、リアーナを聴いていました。それをきっかけに歌うことが好きになって。中学生の頃はボーカロイドやアニソンが流行っていたんですが、そういう音楽も好きだったので歌いたくて、スマホのアプリで録音をするようになったんですよ。クオリティは最悪だったんですけど、きちんと質を上げてポストしたいと思いましたし、注目を浴びたいなと。そのためには、きちんとミックスやレコーディングをしなきゃいけないと考えて、高校生になってからマイクを買いました。そこからYouTubeを見たりして勉強をスタートしたのが、サウンドエンジニアになったきっかけです。
タカノ:1人で色々と調べながら活動されていったと。
RUKE:そうですね。正直なところ、ミックスに詳しいというより、自分の耳だけを信じてやってきたんです。設定をいじりながら、自分の好みの音を見つける感覚でした。全くプロではないですけど、一般的に聴くことのできるボーカルミックスはできるようになったかな。
タカノ:もともとDTMがきっかけだったと伺っていますが、オリジナル曲の制作は?
RUKE:曲を書けなかったので、カバーをメインにやっていました。特にアニソンやボーカロイドはバンバン曲が更新されていくので、バズった曲を歌うみたいな。
Celeina:今後、曲を作っていきたいという願望はお持ちですか?
RUKE:今は結構ありますね。もちろんDJも楽しいんですけど、プレーを重ねる中で「自分ならこういった音を作りたい」という像も生まれてきたので。