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現代箏曲でDJを行うなべこは、偶然買ったレコードをきっかけに箏の空気感にハマった

2024.9.6

#MUSIC

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

6月13日は下北沢のレコードショップ「pianola records」の國友洋平さんからの紹介で、現代箏曲で DJ を行うなべこさんが登場。現代箏曲との出会いや、世界初となる箏曲のミックスCD『COMPOSITION-1』をリリースするまで、さらに今後の活動の目標について伺いました。

現代箏曲とは100円箱に入っていたレコードで出会った

Celeina(MC):箏曲というのは、お箏を使った曲ということですよね?

なべこ:そうですね。

Celeina:その中でも現代箏曲のレコードでDJをされているということなんですが、まずは現代箏曲についてお聞きしたいです。

なべこ:箏って、その原型が奈良時代からあったとされるくらい歴史のある楽器なんです。戦後に西洋から実験音楽の精神が輸入されてきて、伝統的な日本の音楽と実験精神をブレンドさせて創られた一風変わった箏曲を作った作曲家たちが1960年代、1970年代に現れたんです。その年代に作品が集中していて、そういう音源を集めています。

タカノ(MC):なるほど。箏の奏者ではなく、箏を使って現代音楽を作ったっていうことなんですね。

なべこ:そうですね。

Celeina:出会ったきっかけはなんだったんですか?

なべこ:元々DJをやっていて、レコードを買うのが好きだったんです。そのときはポップスとかクラブミュージックを集めていたんですが、ある日お店でレコードを探していたときに、箏のレコードが100円箱にあるのを見つけて。日本の音楽だし買ってみてもいいかなと思って買ってみたら、なんじゃこりゃっていうものが入っていたんです(笑)。

タカノ:そこからハマってしまったと。

Celeina:聴いた瞬間にビビッときたんですか?

なべこ:聴いた瞬間はちょっとわからなかったんです。普段聴いている音楽って音で埋め尽くされているのに、箏曲は隙間がいっぱいあったので。その間の持たなさにちょっと耐えられないなみたいな、変な気持ちで聞いていたんですけど、だんだんとその空気感にハマっていったっていう感じですね。

タカノ:確かに聴いただけでもお箏だってわかるし、独特の雰囲気ですよね。

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