グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
11月21日は「ビカクシダ」の愛好家で株式会社アブノーマルのトムさんからのご紹介で、ドッグフードコーディネーターの湯浅充行さんが登場。ドッグフードをオーダーメイドで提供するこだわりの理由とそのきっかけをお聞きしました。
INDEX
ワンちゃん1匹ずつに向き合い、適切な食べ物を導き出す
Celeina(MC):まず気になったんですけど、ドックフードコーディネーターって具体的にどんなことをされているんですか?
湯浅:1匹1匹のワンちゃんに向き合って、この子にどんな食べ物が合っているのかということを導き出すお仕事をさせてもらっています。
Celeina:ワンちゃん1匹ずつを見て診断していくということなんですね。
湯浅:そうですね。
タカノ(MC):ドッグフードの中身によって健康面に与える影響って変わってきたりするものなんですか?
湯浅:変わります。あとはドッグフードがドライなのか、ウェットなのか、お肉が多いのかお魚が多いのかとか、色々ですね。
Celeina:そうですよね。だって人間も人によって化粧水が違ったりして。化粧水で例えるのも変なんですけど(笑)。でも食べものはもちろんですよね。
湯浅:我々は体重がそこそこあるじゃないですか。その人間でも影響があるんですけど、ワンちゃんたちは凄く小さいので食べ物の影響が大きいんですよね。
タカノ:僕も実家で犬を飼っていまして。
Celeina:豆柴ですよね?
タカノ:そうです。言葉を選ばずにいうと凶暴で、妹がケルベロスっていうあだ名で呼んでいるくらいなんです。Celeinaさんもワンちゃんを飼っていますよね。
Celeina:ビションフリーゼを飼っているんですよ。
タカノ:色々とお聞きしたいですよね。
Celeina:具体的に聞いてもいいですか?
湯浅:はい、どうぞ。
Celeina:すごく気になっていることが1つあって。うちのビションフリーゼのモモちゃんなんですけど、目の周りが涙やけみたいに色が濃くなっちゃっているんです。目の周りが綺麗になるお食事ってあるんですか?
湯浅:あります。白い毛色の犬種というのは涙が赤く出やすかったりするので、お肉やお魚のタンパク質を、赤色よりは白色のものを選んでもらうと出にくいかなと思います。具体的に言ったら、牛肉とかラム肉を選ぶんじゃなくて、鶏を選んだり豚肉を選んだりという感じですね。お魚だとマグロとかカツオは赤身になってくるので、タラとかサーモンを選んでもらうと軽減されるかなと思います。
Celeina:ありがとうございます。取り入れてみよう。
タカノ:ちなみに元気が有り余り過ぎている豆柴は、食事で変わりますか?
湯浅:マッサージが一番大事かなと思います。
タカノ:マッサージなんですか? 実家に帰ったらするか。
湯浅:散歩を長時間して疲れさせてバタンキューというパターンが多いんですけど、それよりは体を触ってあげて、筋肉をほぐしてあげるマッサージの方が見直されていますね。
タカノ:ありがとうございます。業務連絡、妹、犬にマッサージをお願いします。
Celeina:電波を使って業務連絡するのはやめてくださいよ(笑)。
INDEX
熱帯魚の担当からドッグフードの専門家へ
タカノ:湯浅さんは元々、ペットショップで熱帯魚の担当をされていたとお聞きしました。
湯浅:熱帯魚の責任者をずっとやっていまして、将来は熱帯魚の専門店をしようと思っていたんですよ。
Celeina:そこからどうしてペットフードの道を選ばれたんですか?
湯浅:お店が忙しい中、たまたま手が空いていた僕に、ペットフードのことを聞いてくださったお客さんがいたんですよ。そのワンちゃんは皮膚がガサガサになっている状態だったんです。だけど僕は何も知識を持ってなかったので、担当の人に引き継いでもらおうとしたんです。でもせっかく乗りかかった船なので、ちょっと勉強してみようかなと思い、その子のご飯の相談に乗るようになったんですね。色々と勉強をして、おすすめのドッグフードとかサプリを買ってもらって半年ぐらいやってもらっていたんですよ。でも全然治らなかったんです。
タカノ:そうだったんですね
湯浅:その時に、手作りしようと思ったんですよ。10年ぐらい前の話なんですけど、少しずつ手作りご飯が流行り始めていたので、「手作りしてみませんか」と飼い主さんに言ったんです。飼い主さんもやってみますということで相談しながらやってみて、2ヶ月ぶりに会ったらめちゃくちゃ綺麗になっていたんですよ。
Celeina:えー!
湯浅:飼い主さんに「すごく綺麗になっているじゃん!」と言ったら、両手をガシッと握って泣きながら「ありがとう」と言われたんです。熱帯魚屋さんをしようと思っていたけれど、「俺の仕事はこれだな」と思って、今の仕事になりました。
タカノ:お店よりもワンちゃんのことを考えて向き合った結果が今の仕事っていうことですね。