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将来を見据えて、音楽情報&音源配信サイトを立ち上げ
タカノ:僕が気になったのは、飯田さんが『OTOTOY』の取締役もされているというところです。実は僕、プレスリリースをお送りしたりして、お世話になっているんですよ。こちらはどういう思いで始めたんですか?
飯田: Limited Express (has gone?)が2ndアルバムをリリースしたレーベルのオーナーで、高橋健太郎という音楽ライターがいるんですが、その方が『OTOTOY』の前身となる『recommuni』をされていたんです。『recommuni』は、いわゆる『mixi』の音楽版みたいなサイトで、そこのスタッフをやらないかと誘われたのがきっかけです。
でも『recommuni』は、ビジネス的にあまりうまくいかなかったんです。なので変革するタイミングで、僕が社長たちと企画を出して、現在の『ナタリー』や『CINRA』みたいに情報も知ることができて、タワーレコードみたいに楽曲も買えるようなサイトを目指そうと言って、始まったのが『OTOTOY』というサイトです。
タカノ:いつ頃、立ち上げられたんですか?
飯田:今年で15周年になります。
Celeina:当時はまだ音源配信があまり主流ではなかったですよね。
飯田:そうですね。でも皆、次は音源配信だということは分かっていました。ただ想像以上にCD販売が主流の期間が長かったので、そういう意味では、少し時間がかかりましたね。でも現在のようにサブスクや音源配信がメインになってからは、より軌道に乗ってきたので、『OTOTOY』を頑張って続けてよかったなと思います。