グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
2月22日は、テックジム創業者の藤永端さんのご紹介で、元日本一の男子新体操選手で株式会社bakuten代表取締役の谷俊太朗さんが登場。新体操との出会いや、バク転教室を始めたきっかけ、アニメ化もされた学生時代についてのお話などを伺いました。
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小3で新体操に出会い、バク転に魅せられた
Celeina(MC):谷さんは男子新体操の強豪校である、青森山田高校ご出身なんですよね。
谷:全国トップクラスの学校です。出身は名古屋なんですけれど、高校は青森山田高校のスポーツコースに特待をいただいて進学しました。
タカノ(MC):新体操で?
谷:そうです。
Celeina:改めて、男子新体操はどういった競技なのでしょうか?
谷:女子新体操では禁止されているタンブリングと言われる回転技、バク転やバク宙などのダイナミックな動きを取り入れた競技です。
Celeina:日本発祥なんですか?
谷:日本発祥なんですが、日本でも人口が2000人くらいのマイナー競技です。
タカノ:そもそも谷さんはなぜ新体操を始めようと思ったんでしょうか?
谷:小学校3年生の時、家に新体操の発表会のチラシが入っていて、見に行ったら先生がバク転とバク宙をやっていてかっこよかったんですよね。それで僕もやりたいと思って始めました。
タカノ:そこからバク転教室を開かれることになったのはどうしてですか?
谷:諸々省略すると、男子新体操の日本一になったんです。それでも新体操の指導者としては食べていけなくて、学校の先生など安定した職について新体操に関わるのが主流でした。そんな業界を変えるためにも、日本一になったきっかけを活かして何か新しいことをやろうと思ったんです。それで、新体操の中でもバク転が一番かっこよくて僕が始めたきっかけでもあったので、バク転教室を始めました。
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しっかりしたカウンセリングで、バク転ができるようになるようサポート
タカノ:株式会社bakuten、名前がいいですよね。教室に通えば誰でもバク転ができるようになるんですか? もしかして、我々も?
谷:大丈夫です。まずは運動歴と怪我歴、あとは体重などをヒアリングしてレッスンをスタートします。お客様は4歳から60歳の方まで通われているんですが、目的もバラバラなので、カウンセリングは大事にしています。
タカノ:0から始めて、最短でどれくらいでバク転ができるようになるんですか?
谷:最短だと2時間くらいでできちゃいます。
タカノ:そんなにすぐに! ちなみに僕を診断してもらってもいいですか? 170cm、57kg、アラフォー。小学生の時にサッカーを2年くらいやっていて、空手は5〜6年くらい。カポエラは3ヶ月ぐらいやっています。合気道も3ヶ月くらいやったんですけれど、中高生の時は全然運動していないんですよ。
谷:武道はバク転と共通の身体を硬直させる動きが多いので、武道をやられている方は習得がすごく早いです。
タカノ:通っちゃおうかな。僕みたいな昭和世代にとっては、子どもの頃、バク転がかっこよさの象徴だったんですよ。友達の中ではできる人がいなかったですけれど、できたらいいなってみんな言っていました。今の時代はバク転のイメージはどんな感じですか?
谷:ダンスやチアリーディングにバク転を取り入れられると、センターになれたりオーディションに受かったりするので、プラスアルファとしてアクロバットが必要とされていますね。大人の方は仮面ライダーやジャッキー・チェンへの憧れで、やってみたいという気持ちをずっと持っていた方が多いです。
タカノ:例えば50~60代の方は、何ヶ月くらいしたらできるようになりますか?
谷:半年もすれば未経験の方でもかなり形になります。3年くらい通ってくれている60代の方は、もうバク宙とか前宙もできますね。
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バク転ができるようになる2つのポイントとは
タカノ:今後の野望も聞きたいです。
谷:現在、バク転教室は全国に25店舗くらいあるので、今年は40店舗から50店舗くらいの展開を目指しています。
タカノ:需要は増えてきていますか?
谷:めちゃめちゃありますね。ブレイクダンスがオリンピック競技になったりとか、パルクールというヨーロッパで流行っている新しい競技が日本に入ってきていたりとかもあって、アクロバットの需要はどんどん増えています。
Celeina:私もバク転教室通ってみようかな。「最近何やっているの?」って聞かれて、「バク転教室に通っている」って答えたら超かっこよくない?
タカノ:「休みの日、公園でバク転してるんだ」って言ったらかっこいいよね。
Celeina:バク転ができるようになるコツはあるんですか?
谷:大体2つくらいポイントがあるんですけれど、まず後ろにジャンプする力が必要で、それが怖いので超えられるかどうか。もう1つはブリッジです。ブリッジはみんな小学生のときにやったことがあると思うんですが、ブリッジで腰を上に引き上げる時の力の入れ方や、手の支え方がポイントになります。後ろに跳びながらブリッジを思いっきりやる、というのが一番分かりやすいと思います。
タカノ:あとは恐怖心を克服する勇気ですよね。
Celeina:心の強さも学べそうですよね。
谷:1対1で教えることで、恐怖心は僕らが補助できるので、安心して練習できます。
タカノ:これ社会人も必要かもしれないですよ。例えば仕事で疲れて嫌な上司に何か言われたときに「いや、俺バク転できるし」って心の中にバク転を持っておけば、自信がつくんじゃないですかね。皆さんもバク転教室をチェックしていただきたいです。
Celeina:ではここで谷さんに、この時間みんなで聴きたい曲を選曲していただきました。まず選曲理由から教えてください。
谷:僕の高校時代を描いた『バクテン!!』という男子新体操のアニメがありまして、ぜひそのアニメを見てほしいと思ってこの曲にしました。センチミリメンタルさんで“青春の演舞”。
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厳しかった学生時代を過ごしたからこそ得られたメンタル面の強さ
Celeina:『バクテン!!』の内容が谷さんの青春時代とほぼ同じというお話がありましたけれども、どんな学生生活を送っていたんですか?
谷:新体操をやるためだけに進学したと言っても過言でもないぐらい、青森の田舎で寮生活を送っていました。日本一になるためだけの人が集まっていて、24時間一緒だし、同じ釜の飯を食って同じ練習をしていました。
Celeina:朝は何時起きだったんですか?
谷:6時に起きて、朝は掃除をしました。まず点呼を取って、ちゃんと掃除しているか監督に怒られて、学校に行って勉強したらすぐ部活。スポーツコースに入っていたので、午後からずっと部活なんですよ。
Celeina:その青春時代を過ごして、メンタル面でも何かプラスになったことってありましたか?
谷:学生時代が一番厳しかったので社会に出てからも何でも乗り越えられるし、目標に向かって挑戦することが当たり前になっているのは大きかったです。
Celeina:谷さんの強さに繋がっているわけですね。
タカノ:最後にバク転教室に興味がある方や、お子さんを通わせたい方にメッセージをお願いします。
谷:自分は無理だと思っていても、挑戦することがすごく大事です。まずは勇気を出してカウンセリングを受けていただいて、成功体験を積んで、お勉強やお仕事に繋げてもらえればなと思っています。ぜひお問合せしてください。
Celeina:本日は株式会社bakuten代表取締役の谷俊太朗さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann