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独立のきっかけは「自分で手を動かしてモノ作りをしたい」
タカノ:元々は某広告代理店にいらっしゃって、7年間デザイナーをされていたのですか?
島本:デザイナーは最初の3年で、その後はCMの企画を考えていました。
タカノ:独立されたきっかけは?
島本:学生の時から、授業と関係ないモノ作りをしていました。コントみたいな映像とか立体とか写真とか、色々展示したりしていたんです。それを見ていた学部の助手(友達②)から「来週、採用試験あるから受けてみたら?」と言われて。なんとなく受けたら間違えて受かってしまったんです、完全になにかの間違いで。
制作部の専門職採用だし同じモノ作りだろう、と思って入社しました。けど入ってみたら、企画はするけど実際に作るのは外注プロダクションで、代理店はあくまでも企画をいくつも抱えて回す仕事でした。そういうプロデューサー的? なことは上手くできないな、と思いながらボンヤリと会社で黒ずんでいました。考えた企画も全く通らなかったですし、「ベランダ社員」って感じで。で、流石に会社も僕も「これは、まぁ、そろそろ限界ですかね……」となって、双方で話し合って退社することに決めました。
タカノ:多分、会社が島本さんの才能を生かしきれなかったという気がしますよ。
島本:いやいや。僕が悪いです、7:4で。