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デザイナーのUlalaは自身のブランドを通して、社会問題に気付くきっかけを作る

2024.4.24

#FASHION

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

1月25日は、Aisho Nakajimaさんからのご紹介で、デザイナーのUlalaさんが登場。ご自身が運営している「SEE YOU YESTERDAY」や「Mr.Saturday」といったブランドのコンセプトや、SNSで政治や社会問題について積極的に発信する理由などについて伺いました。

XGメンバーも着用するブランド「SEE YOU YESTERDAY」の名前の由来とは

Celeina(MC):Ulalaさんは、東京で生まれ育ち、高校時代にスウェーデンへ留学。その後、世界を旅して周り、 2014 年に、ロサンゼルスのサンタモニカカレッジでファッションマーチャンダイズを専攻。その後、ニューヨーク に拠点を移し、自身のブランド「SEE YOU YESTERDAY」を立ち上げられています。どんなコンセプトのブランドなんですか?

Ulala:コンセプトは、作り手も買い手も、みんながハッピーになるようなストリートウェアブランドです。

Celeina:買い手にフィーチャーされるようなブランドが多い中で、売る側の権利を守るのは大事なことですよね。

Ulala:すごく大事なことだと思って、それを掲げてやっています。

タカノ(MC):みんながWin-Winになるようなってことですよね。この「SEE YOU YESTERDAY」という名前の意味は?

Ulala:例えばMr.Childrenみたいな別々の意味を持たせたいなと思っていました。当時、ニューヨークに住んでいたんですけど、東京からニューヨークに帰るときに、テキストで「SEE YOU YESTERDAY」って送っていたんです。本当は「SEE YOU TOMORROW」なんだけど、東京の方が時間が未来だから、「SEE YOU YESTERDAY」って言っていて。

Celeina:アメリカに住んでいるからこその、日本時間を意識したネーミングだ。

Ulala:あと、Atmosphereの”Yesterday”という曲がすごく好きなんです。「YESTERDAY」の中に「YES」というポジティブな言葉があるから、「YESTERDAY」という言葉がすごく好きなんですよね。

Celeina:XGのメンバーも「SEE YOU YESTERDAY」のアイテムを着用しているのを見ました。

Ulala:私、XG大好きで。YouTubeとかも全部見ているんですけど、推しが自分のバッグを持っていたり、日常的にメンバーが持ってくれたりしていて、ブチ上がっています。

ファッションを入口に、世の中の社会問題に興味を持ってほしい

Celeina:さらに「Mr.Saturday」というジュエリーブランドもやられているんですよね。

Ulala:「Mr.Saturday」はシンプルなゴールドチェーンだったり、シルバーのチェーンだったりを売っているんですけど、ブランドとして社会貢献をモットーに掲げています。売り上げの5%を色んなところに寄付する制度を作っていて、世の中で起こっているけど、あまり話す機会がないことに関心を持てるようにしています。例えば、今は戦争が起こっているから、中東難民問題が話されるようになってきたけど、数年前までは、あんまり分からない子が多かったんです。あとは動物支援団体とか、薬物依存症で悩んでいる人たちの支援、ネグレクトを受けて育った人たちへの支援として、還元していけたらいいなと思っています。

タカノ:ファッションを入口に、そういう問題を知っていけるというのは、すごく大事ですよね。

Ulala:結局みんな知るきっかけがないだけで。そういう問題が起こっているって気づいたら、興味を持ってくれるかもしれないし、それの入口が、自分が可愛いと思うプロダクトから始まってもいいんじゃないかなと思っています。ジュエリーで社会貢献しているんだよって。

タカノ:例えば友達に、「そのジュエリーどこの?」って言われた時に、こうなんだよって話して、そこからまた広がっていったりということもね。

アメリカで話していたような感覚で、SNSでも様々な問題について発信

Celeina:UlalaさんのSNS見ると、環境問題とかBlack lives Matterとか社会問題について、色々発信もされているなという印象があるんですけど、発信を始めたきっかけは?

Ulala:20代の5〜6年間くらいアメリカに住んでいたんですけど、普通のストリートキッズもスケートパークで、政治について話したり、社会問題に話したりとかすることが多かったんです。逆に日本に帰ってきた時に、誰も社会に疑問を持たずに生きていることの方が違和感があったんですよ。

アメリカでは、日々宗教の問題、人種差別問題とか、色々と話しているけど、日本に帰ってきたら、ある意味平和ボケじゃないけど、嫌なことも認めながら生きている人たちがすごく多くて。いや、話そうよ、みたいな。それも、みんな気づいていないだけで、自分がSNSで発信したら知るきっかけになるのかな? と思って、思うことをバーって綴っていたのが最初かもしれないです。

タカノ:でも片や、ドラえもんだと思っていたら、オーストラリアの伝説の鳥だったみたいな、そういうチャーミングな投稿もされていて。

Ulala:基本ふざけているんですよ。メディアに出るときは、真面目な話をする役割を与えられるんですけど、基本ふざけています。難しい話を難しい言葉でされると分かんないから、分かった時に、それを自分の語彙力の中で発信しているって感じなんです。それこそアメリカで日々話していたように話したいんです。

Celeina:さて、ここでUlalaさんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。どんな曲でしょうか。

Ulala:この曲を作った方と、Toxic Relationshipという家族でも彼氏でも友人でも、抜け出せない関係ってヘルシーじゃないよね、みたいなことを話していたので、せっかくだからその曲にしようかなと思っています。Aisho Nakajimaで”Toxic”です。

https://youtu.be/PS5qK7_n8Gw

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