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トップバッターを務めたHaruy
この日トップバッターを務めたのはシンガーソングライターのHaruy。HSUのプロデュースによりデビューしたシンガーソングライターだ。木に囲まれている「ROOTS」ステージのゆったりとした空気の流れに合わせて、TAIHEI(Suchmos、賽 / Pf)と艶やかな歌を奏でた。“Snake”を弾き終えたときに「(テンポ)遅い?」(TAIHEI)、「みんな体感どう? 朝だからちょうどいいかな」(Haruy)という会話が生まれるのもこのステージと二人の演奏ならでは。大貫妙子と坂本龍一による“Tango”のカバーも届けてくれた。


アジアからの来日ライブ
海外からは、Daniel Wang(ドイツ・ベルリン)、White Shoes & The Couples Company(インドネシア・ジャカルタ)、Leo王 + 雷擎 L8ching + 雲端司機 CLOUDRIVERのスペシャルユニット(台湾・台北)が出演。
今回が念願の初来日となったWhite Shoes & The Couples Companyは、1970年代のインドネシア映画のサウンドトラック、1950〜70年代のインドネシアポップス、さらにクラシックジャズやディスコポップなどから影響を受けたバンドアンサンブルと、ボーカル・Aprilla Apsariの音に身を委ねた自由な踊りから多幸感を放出させて、ステージの前に集まったオーディエンスを満面の笑みにした。

Leo王 + 雷擎 L8ching + 雲端司機 CLOUDRIVERのセットでは、「台湾のアンダーソン・パークとも称される」とプロフィールに掲げる雷擎のドラムに、Leo王による強靭なビートを刻みながら情緒豊かにストーリーテリングするラップが混ざると、言語や意味を飛び越えて胸を打つような迫力ある音楽が生まれていた。
