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川島小鳥がLeicaと共同開発したカメラシステムを搭載のXiaomi 15T Proで撮り下ろしたのはどんな写真?
─今回、Leicaと共同開発したカメラシステムを搭載のスマートフォン「Xiaomi 15T Pro」で撮影いただいた写真は、モデルのNeo Nonoyamaさんと名古屋や大阪で撮られたものです。彼のどんなところに惹かれたのでしょうか?
川島:何年か前にNeoくんを撮らせてもらったことがあったんですが、年が離れているのにフィーリングが合うなと思っていました。Neoくんが中国から帰国したタイミングで連絡をして、名古屋に会いに行きました。ふだんの撮影と変わらず、おしゃべりをしながら散歩をして、ひつまぶしを食べて、また歩いて。『BABY BABY』の時と同じで、遊びの延長のような時間を過ごしながら一緒に撮影をしました。
その場で出会ったもの、撮りたいと思える場所、そういう新鮮な気持ちを大事にしました。

─カフェで寝そべっているところも、リラックスされていましたね。
川島:ここは、Neoくんがもともとバイトしていた大阪にあるカフェなんです。学生の頃からアルバイトをしていて、その時の話を名古屋で聞いて思わず「今から行ってみる?」って。この場所で、僕たちは何回か会ったことがあったので、撮るならこのカフェなのかもなとは思っていました。日が傾くまで、たくさん喋りました。

「ひさしぶりに会ったのでずっと喋っていたら、向かいの建物の照り返しで一瞬光が窓から入ってきて、その瞬間に『撮りたい』と思いました。5分くらいしかなかったんですけど、光はいつでも気になりますし、綺麗に撮れておどろきました」
─今回はLeicaと共同開発したカメラシステムが搭載されたXiaomi 15T Proを使用していただきましたが、使い心地はいかがでしたか?
川島:ふだんからフィルムのLeicaを使っているんですけど、Xiaomi 15T Proはレンズが3つもあって、どんな風に撮れるのか気になっていました。まず、115mmの望遠レンズを使用して、5倍ズームをしたときの質感におどろきました。繊細で綺麗に映りますよね。僕はふだん望遠レンズをあまり使わないので楽しくなって、たこ焼き屋さんのふだん撮れない手元もたくさん撮ってしまいました(笑)。

川島:あと、フィルムだとペタッと平面的になってしまうのですが、これは立体感がある。光の映り込みも綺麗でした。

─人物以外にも、蜘蛛の巣や植物など身の回りの景色も撮ってくださったんですが、中にはブルーのフィルターがかかったような写真が。
川島:機械が得意ではないんですけど、カメラの機能をいろいろ試して特徴や個性を見つけるのが大好きで、『ソウルメイト』のときも10台くらいカメラを持っていったんです。Xiaomi 15T Proもカラーフィルターやモードなど、いろんな機能が入っていたので楽しかったです。

─Xiaomi 15T Proの特徴や個性は、どんなところに感じましたか?
川島:画質でしょうか。色の綺麗さが僕にはしっくりきて、光のとらえかたも好きでした。夜も、暗い車内でも綺麗に映るので、この携帯で映像作品も作れそうだなと思いました。
─「遊びの延長のような時間を過ごして、一緒に好きな世界観を作る」と仰っていましたが、まさに川島さんの写真は被写体が構えることなく自然体で、のびのびとしているところに魅力を感じます。相手の感情や情緒を自然に捉えるために、意識していることはありますか?
川島:意識していることはないですが、撮ること、それ自体が楽しいっていう気持ちが根底にあるかもしれないです。一緒にその時間を楽しんで、撮影したい。ふつうにおしゃべりをしていて、「今いいな」と思ったら急にカメラを向けるんです。

─こちらの写真も、正面から撮っているのに自然体な表情や雰囲気が素敵です。
川島:この日がすごく暑かったので、シャツを日傘代わりにしていたんですね。その姿がいいなと思って、撮りました。たまたまウィンクしてくれていましたね、ラッキー。モノクロ撮影もよくするんですが、色の出方がよかったです。
