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声そのものの力が、一番の魅力であること
ー『GANGNAM OASIS』は完結していませんよね。
ヒムン:はい。『GANGNAM OASIS』も3部作にしようと思っています。2作目は中学から高校時代までの話。当時、僕の人生の全てのような存在の人がふたりいて、僕を守ってくれたおばあちゃんと、歌手のミン・ヘギョン(Min Hae Kyung / 閔海景)。ミン・ヘギョンは大ファンで追っかけをしていたんです。カンナムオタクですね(笑)。そのふたりの話がテーマになります。
ーカンナムオタク(笑)。そのミン・ヘギョンさんについてほんの少しだけ教えてください。
ヒムン:1980年代の女性アーティストで、好きなところは、もう全部です。アイドルというか、ディーバだね。当時は日本でも活動していたんですよ。
ーそうなんですね。当時のアイドルの歌唱力は凄まじいですよね。
ヒムン:そうだね。ミン・ヘギョンも歌唱力がすごいし、自分の声を持っている人でした。日本もそうだと思いますが、1980年代の歌手は自分の声をもっている歌手が多くて。映像がなくても歌声を聴けば、「これは山口百恵の歌、これは松田聖子の歌」ってすぐに分かるから。

ーヒムンさんも、オリジナルの声をもっている歌手です。
ヒムン:もちろん基礎は先生には習ったけれど、自分なりに様々な活動をしていく過程で歌い方が変化していったし、自分で声を作ってきました。僕は、声を聴くだけで誰の歌なのか一瞬で伝わる歌手が魅力的だと思っているから。
ーその歌声を東京公演で聴かせてもらえること、そしてバンドのCADEJOも、ファンクやソウルをベースにしながら即興性を追求したジャムバンドで、そのセッションが聴けると思うとワクワクします。
ヒムン:ありがとうございます。歌詞のほとんどは韓国語なので、すべてを伝えることは難しいかもしれないけれど、民謡の手法である独特な歌のテクニックも含めて、歌そのものを楽しんでもらうことはできると思う。あとはまあ、ものすごくカッコいいCADEJOの演奏があるからそれだけでも十分だと思う(笑)。みんなで盛り上がれたらいいなと思っています。


Lee Heemoon+CADEJO 『 GANGNAM OASIS in Tokyo』

日程:2023年6月1日(木)会場:青山・月見ル君想フ
時間:開場18:30 開演19:00(オールスタンディング)
出演:Lee Heemoon+CADEJO
ゲスト:VIDEOTAPEMUSIC
member エマーソン北村(Key)松井泉(Per)潮田雄一(Gt)mmm(Flute, Vo)
チケット:前売 ¥6,000 当日¥6,500 (+共に1ドリンクオーダー / ハンドブック付)
問い合わせ先 : 青山 月見ル君想フ