グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
4月25日は、株式会社おくりバントの会長、高山洋平さんからの紹介で、音楽家のGuruConnectさんが出演。ビートメイカー、作曲家、ベースプレイヤーで、唯一無二のアヴァン・ヒップホップバンドskillkillsを率いるブレインのGuruConnectさんに、ベーシストになりskillkillsを結成するまでの意外な話や、日本酒の割り水燗&音楽イベント『Ondo』について伺いました。
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衝撃の初ライブ鑑賞。スーパーボールをドラムに投げて音が鳴る
タカノ(MC):まずは、GuruConnectさんのファッションチェックからじゃないですかね。今日もオシャレで。
Celeina(MC):これは何柄っていうんですかね。
GuruConnect:同じようなセーターが何十着もあって。昨日と同じような系統が(笑)。
Celeina:昨日の高山さんもファッションがカラフルで、GuruConnectさんのニットも、すごいカラフルで。素敵です。
タカノ:いろんな絨毯をコラージュしたみたいな。アー写も似たようなニットですね。
GuruConnect:そうです。いっぱい持ってるんで。
タカノ:気になる方は写真でチェックしてもらえればと思います。
Celeina:GuruConnectさん、いろいろ質問していきたいんですが、まず、そもそも音楽活動を始められたきっかけ、そして、なぜベースを選ばれたんですか?
GuruConnect:よくある話なんですけど、単純に、ギターは指が痛くて全然弾けなかったんで。弦が4本ならできるでしょうみたいな。
Celeina:ベースの方が弦、太いじゃないですか。
GuruConnect:でも、4本のうち1本だけ弾けばいいよって友達に言われて。
タカノ:なるほど。よくFが押さえられなくてとか、ありますけどね。
GuruConnect:まさに。それで挫折してベースに。
タカノ:まず、地元で活動をされてたということですよね。
GuruConnect:高校を卒業するまでって感じですね。
タカノ:当時、山口県ですよね。ライブハウスはどんな雰囲気だったんですか?
GuruConnect:防府市なんですけど、ライブバーみたいなところで、コピーバンドも出れて、海外の人も来たり。アバンギャルドな人たちがよく来てました。今も多分、来てるようなところですね。
タカノ:ジャンル的にはどんなジャンルなんですか?
GuruConnect:最初、僕は中学生ぐらいで、海外のアーティストが来るからっていうことで観に行って。スーパーボールってあるじゃないですか。屋台で売ってる跳ねるやつ。あれをドラムに何個も投げて、たまにドラムに当たったら音が鳴るみたいなライブがあって、これ何なんだろう? な感じで見てたんですけど。
タカノ:それが初ライブ体験?
GuruConnect:そうですね。その後、韓国のサックスの人が来てて、循環呼吸で2時間くらい、ずっと同じ音を鳴らして。
タカノ:ずっと音が鳴り続けてる?
GuruConnect:そう、サックスで。何がいいのか全くわからないけど、衝撃は衝撃でしたね。
Celeina:面白い。そこから高校を卒業されて、東京に出てこられて。東京では、どういった場所で音楽とか吸収されてたんですか?
GuruConnect:その当時はサブスクとかもなかったので、レンタル屋さんとか中古レコード屋とかを回って、いろいろバイト代をつぎ込んでみたいな感じで音楽を探してましたね。
タカノ:GuruConnectさん、skillkillsのベーシストということで、skillkills、めちゃくちゃカッコいいんですよ。ドープでBPMという枠組みを超えたグルーヴ感というか。このベースは、やっぱり山口県での体験などが音楽性として宿ってる感じなんですか?
GuruConnect:ちょっとあるかもしれないですね。情報が入って来てなかったので、そういうのを意識して、今もやってます。あんまり勉強しすぎないで勘違いを含めてやったり、一生懸命やるけどちょっとズレるみたいな感じをそのまま大事にした方が、人と違うことできて面白いかなと。
タカノ:西洋音楽の音楽理論とかにとらわれずに。
GuruConnect:今、何でも調べたらできちゃうじゃないですか。天然でそれをできるように、深掘りしすぎないみたいなのは、すごい意識してます。
Celeina:そこからオリジナリティを出していくというわけですね。
GuruConnect:そうですね。
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skillkills結成から様々なプロデュースワークを担当するまで
タカノ:skillkills自体は、どうやって始まったんですか?
GuruConnect:ドラムが弟なんですけど、弟が上京して来て一緒にやることにして。他のメンバーは、各々ライブハウスで出会った変な奴らがいて、一緒にやりたいみたいな。本当に変な奴だったんです。今も変ですけど、気が合って。違うバンド名でやってたんですけど、うだつが上がらなくて。これじゃどうしようもないなと思って、そこから、自分で曲を作るようになって。それまではみんなでスタジオに入って、うだうだやって喧嘩するじゃないですか。それが嫌だから、練習しなくなって。散歩行こうぜみたいな(笑)。
Celeina:でも、そういうところから音楽のインスピレーションって出てきますからね。
GuruConnect:それを抜け出したくて、曲も自分で全部デモを作るっていうスタイルにして、バンド名をskillkillsっていう名前にして再出発って感じですね。
Celeina:GuruConnectさんは様々なプロデュースワークもされているということで。こちらを始められたきっかけは何だったんですか?
GuruConnect:コロナ禍前くらいに、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのGotchさんと僕の共同で、日暮愛葉さんのアルバムをプロデュースするっていう話が来て、それが初めてだったんですけど。やってみたら、こういう感じかみたいなのでハマって、それでからですね。お話いただくようになったりとか。
Celeina:プロデュースワークをすることによって、自身の楽曲も影響を受けたりって、ありますよね。
GuruConnect:すごい視野が広がりますね。
タカノ:では、ここで1曲、GuruConnectさんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。どんな曲でしょうか?
GuruConnect:自分の曲なんですけど。Campanellaというラッパーと僕が一緒に作った曲で“Bell”という曲をお願いします。