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東京に住む人は、世界一物理的な距離感が近くて、世界一心の距離が遠い
タカノ:夕方のこの時間帯にいいですね。心が解放される。
夢無子:そう、いつも、この曲を聴くとすごく安心する。
タカノ:夢無子さん、世界中を旅されていますけれども、東京はどうですか。
夢無子:この前、渋谷に向かって歩いたんですよ。竹下通りを通って、原宿駅を通って、代々木公園を通って。それで気がついたんだけど、明治神宮と原宿駅が、1つの壁だけでくっついてるじゃないですか。それが面白いなと。神が住んでる超スピリチュアルな場所と、The資本主義の街がすぐ隣にあるのって、多分、世界のどこにもないよね。この共存、寛容性が東京の魅力かな。
タカノ:たしかに。僕も原宿よく行きますけど、言われて初めて気づきました。
夢無子:東京の多様性というか、ここに住んでる人はみんな多少ぶっ飛んでるから、組み合わせが面白いんだよね。

タカノ:東京に住む人を見て、何か思うところはありますか?
夢無子:東京に住む人は、世界一物理的な距離感が近くて、世界一心の距離が遠い。こんなに密に人間が住んでる場所も他にないから、スペースが無い中でバランスを取るためには、やっぱり心の距離を変えないといけないんだろうなと。
タカノ:アマゾンとはやっぱ逆ですかね。
夢無子:そうなんだよね、アマゾンは自然が広大でスペースが広いから、人はみんなもっと近づきたいんだよね。一緒にグループにならないと、自然と戦えない。死んじゃうから。
タカノ:心の距離もね。近くにいたいっていう。

夢無子:だから東京は真逆なんだけど、それはそれでいいと思うし、こういう場所だから生まれてきた文化っていうのは、やっぱ面白いなと思います。
タカノ:改めて、東京のカルチャーのユニークさみたいなね、気づきも与えられました。そしてね、やっぱり時間が足りなかった(笑)。本当にもっとお話をたくさん聞きたかったです。ありがとうございました。
夢無子:ありがとうございます。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann