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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

イェラム×浮 日韓インディーシーン交流の現在地と、それぞれの「うた」

2023.11.27

#MUSIC

コロナ禍を経た、韓国インディーシーンの現況

―日本から見ていると、今のソウルには若い世代の魅力的なシンガーソングライターが多いように感じます。イ・ランやキム・サウォルは日本でもよく知られていますが、ラムさんとも交流があるスダ(Xeuda)やヘパ(Haepa)も素晴らしい作品をリリースしていますよね。

イェラム:演奏する場所があることも大きいと思うんですけど、そういう場所も少なくなってきました。演奏するミュージシャンやシンガーはたくさんいるのに。コロナの打撃もあったと思いますけど、それだけじゃないと思います。

―ジェントリフィケーションの影響で家賃が高騰したこともあるんでしょうか。

イェラム:もちろん、それもあります。あとインディーシーンそのもののお客さんが、以前より減ったとも感じます。私が音楽活動を始める前はホンデももっといきいきとしていたんですけど、ちょっと活気がなくなっています。あと、韓国の音楽界は両極化が激しいんですよ。インディーシーンには個性的で魅力的なアーティストがたくさんいるのに、一般大衆からすると、テレビ番組に出ていないと「ただ人気がない人たち」という印象を持たれがちなんです。

―なるほど。それは日本も一緒かもしれないですね。

イェラム:そのなかで、応援してくださるファンの皆さんや仲間同士の繋がりが大事になっているところはあると思います。「お互い長く音楽を続けましょう」と挨拶みたいに言っています。あと、フェスティバルもまた再開しましたし、コロナ以降の雰囲気が少しづつ回復しているような感じでもあります。

―ソウルで同世代のシンガーソングライターが集まる場所はどこなんでしょうか。

イェラム:ホンデのカフェ・アンプラグドやウルチロのチャグンムルあたりですね。私たちにとってのアジトというか、音楽とかアートをやっている人たちが集まる場所です。

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